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株式会社 アトム精密

株式会社 アトム精密 工場の製造ライン、0.001mm単位で物を動かす<br /><br>工場内で物を搬送・検査・洗浄する装置を設計・開発。半導体、自動車、医療機器、食品など、さまざまな工場で使われる装置を作る

株式会社 アトム精密

工場の製造ライン、0.001mm単位で物を動かす
工場内で物を搬送・検査・洗浄する装置を設計・開発。半導体、自動車、医療機器、食品など、さまざまな工場で使われる装置を作る

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輝く技術 光る企業

株式会社 アトム精密

工場の製造ライン、0.001mm単位で物を動かす
工場内で物を搬送・検査・洗浄する装置を設計・開発。半導体、自動車、医療機器、食品など、さまざまな工場で使われる装置を作る

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  • 社名:株式会社 アトム精密
  • 設立年月:1981年4月
  • 資本金:9,000万円
  • 従業員数:40名
  • 代表者:代表取締役 一瀬 康剛
  • 本社所在地:東京都八王子市弐分方町358-1
  • 電話番号:042-651-7050
  • 公式HP:http://atom-group.co.jp/
  • ・搬送・検査・洗浄。さまざまな工場に導入される装置メーカー
  • ・0.001mm単位で正確に物を動かすため、誤差の累積を最小に
  • ・薄いフィルムを1枚1枚はがす。太陽光パネル用装置を開発
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業種

  • 半導体関連検査製造装置等の製造
  • 液晶関連検査製造装置等の製造
  • 産業機器関連等の製造
  • 電子機器・測定器関連等の製造
  • 各種装置及び製品の開発設計
  • 機械・板金・樹脂・表面加工
  • 電気部品の組立
  • 携帯電話の組立
  • プリント基板の設計製作(実装含む)
  • 上記に伴う電子・電気部品の調達

    事業紹介

    【設計開発部門】
    ●ニーズに合わせた設計
    装置やシステムの各種ニーズに合わせた設計でお客様のご要望に対応

    [設計開発実績]

  • 自動シール機 :自動で製品を袋詰めする機械。
  • 立体型スクリーン投影システム:山などの地形に四季を映し出しシュミレーションする展示品。
  • 多検体細胞破砕装置:食品などを粉砕し顕微鏡で観察する装置。
  • 変位測定装置:自動でエンジンピストンの動いた量の誤差を測定する機械。
  • エンジンモータリングシステム:自動車のアクセル踏み込み量とエンジン出力が合致しているかを測定する装置。
  • 自動製品ストック装置:自動で製品分別し仕分ける。
  • ホッパー投入装置 他

  • 【装置製造部門】
    ●徹底した品質と無駄の削除
    私たちは各産業界の装置、機器、部品ユニットなど、設計・製造・組立調整まで、トータルに幅広く対応し、特に、試作機や新規開発機器などにおいては、機能改善や仕様変更にも柔軟に対応。

    工場が広い当社では、他社ではできないような大きな装置や機器の製造、組立も可能。

    【事業内容】搬送・検査・洗浄。さまざまな工場に導入される装置メーカー

    製品になるまで人の手をほとんど介さず、投入された原料が加工装置で処理されると、ベルトコンベアで次の装置まで運ばれ、最終的に梱包までされていく。そんな工場の映像を見たことはないだろうか。 アトム精密は、工場内で使われる産業用設備を設計・製造しているメーカー。物を運ぶ搬送装置、運ばれてきた物が良品か不良品かを見分ける検査装置、そして物を洗浄する洗浄装置と主に3種類の装置を手掛けている。 搬送・検査・洗浄といった機能は、業種を問わず、多くの工場で必要とされるもの。従って同社の装置も、半導体、液晶テレビ、自動車、医療機器、食品など、さまざまな製品を作り出す工場で使われている。

    03.jpg アトム精密が製作したX線自動検査装置

    【加工技術】0.001mm単位で正確に物を動かすため、誤差の累積を最小に

    3種類の装置を扱う中で、最も得意とするのは搬送装置だ。何度運んでも、毎回0.001mm単位で指定の場所へ正確に動かすことが可能。特に半導体や電子機器など、高精度の作業が行われる工場で導入が進んでいる。 それだけ高精度に搬送できるのは、誤差の累積にまで気を配っているからだ。例えばA~Cで物を運ぶとき、A~B、B~Cを各1台の装置で動かすとする。最大1mmしか誤差が生じない装置でも、A~Bで左へ1mm、B~Cでも左へ1mmずれると、結局2mmずれてしまう。 そこでアトム精密は誤差の累積を最小限に抑えるため、吊り上げて運んではどうか、左回りで動かしてはどうかなど、さまざまな方法を粘り強く考え、装置の設計に工夫を凝らすのだ。

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    【プロジェクト】薄いフィルムを1枚1枚はがす。太陽光パネル用装置を開発

    搬送・検査・洗浄用の装置が主力だが、工場で使う装置の仕事なら、どんなものでも断らない方針。最近では、太陽光パネル関連の装置を開発した。 太陽光パネルは、複数の薄膜を積み重ねた構造。製造時には何十枚と重なった薄いフィルムを1枚1枚はがす作業が必要になる。しかし既製品では、その作業に対応する装置がなかったのだ。 困った顧客は、アトム精密に開発を依頼。しかし同社も、似たような装置を開発した経験はない。非常に苦労はしたが、人間がフィルムをはがす動きを参考に、横から空気を送り込み、はがれやすくする仕組みを加えることで、何とか要望を満たせる装置を完成させた。

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    社長メッセージ
    学生のうちに「この道に進みたい」という目標をしっかり見定めて

    代表取締役
    一瀬 康剛さん
    ――貴社では以前、カーオーディオを大規模に量産していたそうですね。 自動車に載せるカセット・CDデッキを1日に1万5000台ほど生産していました。 カセット・CDデッキの量産だけで一時期は事業が成り立っていましたが、そうした装置を量産する仕事は、1990年代の後半ごろから海外に流出していってしまいました。 そこで当社は2000年前後から、「日本に残る仕事を手掛けよう」と小売店に展示する携帯電話のモックアップや産業用装置の組み立てに事業の軸を移していったのです。 けれど、携帯電話のモックアップを組み立てる仕事も、次第に海外へ移っていくと見込んでいました。そこで少し前から事業を産業用装置に集中し始め、装置を設計する部門を強化。現在のように設計・製造・検査・設置といったところまで、自社で一貫対応できる体制を整えてきたわけです。 そして、今まではお客様から依頼を受けたとおりに装置を生産していましたが、今後は自社製品の開発にも取り組んでいきたいと考えています。具体的には、ここ2年ほど、卓上型ロボットの開発を進めています。工場の製造ラインに導入して、量産品の組み立てなどを自動化する装置ですね。 卓上型ロボットは、既に1号機が完成しました。さまざまな展示会に出展して、売り込みを始めたところです。これから海外企業向けに販売を広めていきたいと考えています。 ――経営者として、心掛けていることは? 社員と同じ立ち位置で働くように、常に意識しています。「社長だから」と偉ぶらず、社員と同じ時間に出社し、忙しいときには現場に入って組み立てを手伝うこともあります。普段は話しにくいことも気軽に話せるように、例えば年に何度かバーベキュー大会を開き、社員たちと語り合える機会を増やしています。 ちなみに、私が社長になって最初に社員へ伝えたことは「この会社はみんなの会社だ」ということです。みんなでがんばってお金を稼いで、稼いだお金はみんなで分け合おうというのが私の考えです。 そのため、社員なら誰でも決算書を閲覧できるようにしています。毎月の売上、経費の使い道、私の給料まで、すべて開示しています。秘密を作らないようにして、みんなで情報を共有することで、社員たちに「自分たちの会社だ」という気持ちをより一層深めてほしいのです。 ――読者の学生たちに、どのようなメッセージを送りたいですか? 若い人たちは、自分の夢に向かって進んでいってください。夢を持たないと、何をすればいいのかが分かりません。目隠しして右往左往しているようなもので、社会人としての成長も遅れてしまうでしょう。 会社によって採用基準は違うでしょうが、当社では社員を採用するときも、「元気があるか」「『将来、これをやりたい』といった目標をはっきり持っているか」という点を面接で見極めたいと考えています。 「学校を間もなく卒業することになるから、とりあえずどこかの会社に就職しよう」という気持ちで働き始めても、仕事に身が入らず、すぐに転職することになってしまいかねません。学生でいるうちに「この道に進みたい」という目標を見定めておいてください。それから就職先を探した方が、やりがいのある仕事に出会えると思います。

    08.jpg 代表取締役 一瀬 康剛さん
    14.jpg アトム精密が開発し、売り出し中の卓上型ロボット
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    先輩メッセージ
    部品を組み合わせるうちに「きっとあの部分だ」と分かる。プラモデルみたいで面白い

    製造部
    國井さん
    ――当時どのような就職活動をされたのか、教えてください。 私は文系出身で、「文系と言えば営業職になるものだ」という先入観を持っていました。そのため就職活動を始めてしばらくは、営業職を中心に選考を受けていました。 ですが、いくつかの企業を見て回り、選考を受けるうちに「自分はうまく話すことが得意ではない。本当に営業職で通用するのだろうか」と不安を感じるようになってきました。思い返してみたら、自分は小さなころからプラモデルを作ることが好き。「営業職よりもモノづくりを仕事にした方がいいのではないだろうか」と考えるようになり、活動方針を変えることにしたのです。 そこで、住んでいる八王子市が運営している求人情報サイトを使って地元のモノづくり企業を探し、当社を見つけました。興味を持ったので工場見学に参加させてもらい、縁あって今は当社で働いています。 ――入社してからこれまで、どのような業務を経験しましたか? 入社して1年間は製造部に配属され、2年目に入ってからは会社全体の仕事の流れを学ぶため、資材・営業・生産管理といった仕事を数カ月ずつ経験させてもらっています。 製造部で働いていたときは、ねじの締め方に一番気を使いました。装置を組み立てるときは、ただ強く締めればいいというものではありません。適切な強さで締めないと、ねじが折れてしまったり、装置が傷ついてしまったりする恐れがあります。最初のころはできるだけ頻繁に締める力を計測するようにしていましたが、少しずつ力加減が分かるようになり、何度も計測しなくても、程よく締められるようになってきました。組み立てにかかる時間も、ずっと短くなりましたね。 装置を組み立てる仕事は、最初は「この部品、どこに使うのだろう」とまったく見当が付かなくとも、1部品ずつ組み合わせていくうちに「このブロックは、きっと装置のあの部分になるのだろう」といったことが分かるようになってきます。そんなところがプラモデルみたいで面白いです。経験を積めば積むほど、早い段階から見当が付くようになり、作業効率も上がっていきます。 ――職場の環境はどうでしょうか。 経験豊富な先輩が多く、分からないところを質問すると、忙しい中でも丁寧に教えてくれます。 私と同じように、モノづくりとは関係のない学校に通っていた先輩もいます。その先輩は当社に入ってから技術を磨き、機械の組み立ても電気の配線もできるようになったそうです。仕事の説明も分かりやすいですし、私が落ち込んでいると声を掛けて励ましてくれる頼りになる先輩です。私もいずれ、その先輩のようになりたいと目標にしています。 ――今後、どんな仕事をやってみたいですか? これまで製造・資材・営業・生産管理と複数の部署で働いてきました。そうした経験をしているのは社内で私くらいですから、各部署をつなぐ橋渡し役を務められるようになりたいです。社内のコミュニケーションをもっと活性化するお手伝いをしていきたいですね。 ――学生たちにアドバイスを贈るとしたら、どんなことを伝えたいですか? 面接に臨む前に、「面接ではこうしよう」と解説しているマニュアル本を読む人も多いと思います。ですがマニュアル本に載っているノウハウは、減点を防ぐためのものが多いです。マニュアルどおりの面接は、大企業では通用しても、中小企業では通用しないかもしれません。 というのも、中小企業の面接では、「そつのない自分」よりも「本来の自分」を見せることが求められるからです。面接に進むことになったら、マニュアルに頼らず、相手に伝えたいことを自分の言葉で話すようにしてください。

    11.jpg 製造部 國井さん

    先輩メッセージ
    リニア用部品の製造装置に携わったことも。「リニアに使うのか」とやる気が増した

    営業部
    洞口さん
    ――どんな経緯があって、この会社で働くことになったのでしょうか。 私の父が当社の先代社長で、父から「この会社に入らないか」と誘われました。 正直、私は機械には強くありません。また入社後は営業職になるだろうと思っていましたが、会社や製品のことを十分に理解しないとお客様からの質問に答えることもできないでしょう。会社や製品のことは入社してから勉強するとしても、会社の役に立てるかどうかと不安に感じていた面はありました。 それでも普段、私に頼みごとなどしなかった父から誘われたのです。不安はありましたが、当社で働いてみようと思いました。 ――現在の業務内容を伺えないでしょうか。 入社して9年、ずっと営業を担当しています。 営業の仕事には、これまで取引関係のない企業からも注文してもらえるように交渉する新規営業と、取引実績のある企業からいただく注文や相談に対応する既存営業があります。私は既存のお客様に対応する仕事が多いので、「このお客様に納めた製品は、そろそろ寿命を迎えて新しい製品が必要になるのではないか」「あのお客様は毎年、この時期に工場の設備を見直すから、そろそろ装置の新規導入を検討する頃だ」など、お客様の情報を常に頭に入れながら行動するようにしています。 当社は「No」と言わないモノづくりをモットーにしていますから、基本的に依頼された仕事は断りません。ただ、依頼内容によっては、要望どおりの形にすることが難しい仕事もあります。そんなときは私が窓口に立って、「このままでは難しいけれど、ここの部分をこのように変えられれば納期までに完成できる」といったようにお客様と交渉することで、お客様の要望にできるだけ応えられる装置を届けるようにしています。 また「No」とは言わないものの、あまりに安い金額で仕事を受けてしまうと利益が出ません。仕事を受注するときには、自分の中で「これくらいの金額は欲しい」と目標を決めて、その金額で受注できるようにお客様と交渉するように心掛けています。 ――この会社で働く魅力は? 一体感を感じられるところですね。営業として仕事を受注してきて、それを各部署に伝達して必要な資材を手配してもらい、組み立てて完成したら、お客様のところに納品する。納期までに終えられたときには達成感があり、社員みんなで喜んでいます。 また、試作品やまだ世に出ていない新製品を製造する装置に携われるところも、この仕事の魅力だと思います。例えば最近では、リニアモーターカーの関連部品を製造する装置の注文をいただいたことがあります。そのときには「リニアで使うのか」とやる気が増しましたね。 ――今後の目標を教えてください。 現在は営業を担当していますが、将来的には営業部など、1つの部署を任されるように成長していきたいです。 経営・財務のことなども学び、会社全体を見渡せるようになっていきたいと考えています。 ――最後に、読者に向けて一言お願いします。 20代のうちから会社に貢献できる人は、それほど多くないと思います。社会人としてある程度の実力を身に付け、経験も積んだ30代からが勝負になるでしょう。 ですから、学生のころはしっかり遊び、社会人になっても20代のうちは先輩の話を聞いて仕事を覚えることに集中してください。怒られても、そんなに引きずる必要はありません。叱られながらも歯を食いしばって働き続け、経験を積んでいると次第に仕事はできるようになっていくものです。 そうして30代に入って一人前に仕事ができるようになってきたら、今度は自分が教わって身に付けたことを次の世代に伝えて、ずっと受け継いでいってもらいたいですね。 注)掲載している情報は、取材日(2014年12月)時点のものです。

    12.jpg 営業部 洞口さん
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