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フィーサ株式会社

フィーサ株式会社 1%の市場を10%に広げる新製品開発など、社員の熱意を原動力に<br>家電などのプラスチックを成形するホットランナ装置メーカー。独自方式の技術力を武器に、市場開拓・海外進出を推進

フィーサ株式会社

1%の市場を10%に広げる新製品開発など、社員の熱意を原動力に
家電などのプラスチックを成形するホットランナ装置メーカー。独自方式の技術力を武器に、市場開拓・海外進出を推進

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フィーサ株式会社

1%の市場を10%に広げる新製品開発など、社員の熱意を原動力に 家電などのプラスチックを成形するホットランナ装置メーカー。独自方式の技術力を武器に、市場開拓・海外進出を推進

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  • 社名:フィーサ株式会社
  • 設立年月:1961年1月
  • 資本金:4000万円
  • 従業員数:70名
  • 代表者:代表取締役 斎藤 進
  • 社員平均年齢:36歳
  • 初任給:200,000円
  • 主な勤務地:東京、千葉、愛知、大阪
  • 休日:土日祝日、有給休暇、夏期休暇、年末
  • 本社所在地:東京都大田区池上7-12-11
  • 電話番号:03-3754-0661
  • 公式HP:http://www.fisa.co.jp/
  • ホットランナ成形装置を軸に事業展開するフィーサ株式会社だが、同社の製品が対象とする市場はプラスチック射出成形市場全体の1%でしかない。そこで、1%の市場を拡大するための戦略的な新商品の開発や、中国・タイなどへの海外進出を推進しているが、そのどちらのプロジェクトでも、フィーサは若い力や社員の熱意を原動力としている。
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事業紹介

【ホットランナ成形装置】
フィーサ独自のバルブゲートシステムで、ユーザーの多様なニーズに対応します。

【LSR成形装置】
液状シリコーンゴム(LSR、LIM)のノーバリ、ランナレス射出成形のシステムです。

【静電気除去器】
プラスチック製品の「チリ、ホコリの対策」から、IC、液晶などの「絶縁破壊対策」まで、様々な静電気対策に対応します。

【空気中イオン密度測定器】
プラスイオンとマイナスイオンを同時に計測。計測データをパソコンに取り込み、細かな分析ができます。

【ヒータ&工業用センサ】
世界的に評価の高い、ヒータと工業用センサを、原子力、航空、宇宙、半導体、ITSなどの分野に販売しています。

家電や車などのプラスチック成形に使われるホットランナ成形装置メーカー

家庭にある冷蔵庫や洗濯機、エアコンなどの家電、あるいは車のダッシュボードやひじ掛けなどに使われているプラスチック。その射出成形に使われているのがフィーサ株式会社のホットランナ成形装置だ。 「プラスチックの射出成形の市場規模を100とすると、ホットランナ成形の規模は10くらいです。そのうちの10%、全体の1%を占めるのがバルブゲートシステムを使った成形になりまして、当社の事業領域になります」と同社代表取締役社長の斎藤進氏。同社は1961年から事業を開始し、当初は静電気除去器の製造販売を主軸にしていたが、現在では売上の8割ほどをホットランナ成形装置が占めるようになっている。 ホットランナ成形装置の分野では、世界的に見ても有力な企業はフィーサを含めて10社ほどしかなく、その中でもフィーサだけが独自方式を採用している。 「スプリングの力でピストンを動かしてゲートを開閉し、樹脂を流し込む仕組みにしています。樹脂を金型に流し込もうと圧力をかけると、圧力に負けてスプリングが短くなってピストンが動き、ゲートが開きます。そして樹脂圧が下がるとスプリングが元に戻り、ゲートが閉じて樹脂を切る仕掛けになっています。 ほかのメーカーは、追加装置を別に取り付けて計測・制御しています。ゲートの開閉を無理矢理にやっていますので、どうしても金型が厚くなってしまったり、無理が掛かりすぎて樹脂漏れが生じてしまったりします。 フィーサのやり方なら、無理がかからず、壊れにくいのです。さらに構造が簡単なので、お客様側で修理することができます。海外メーカー製なら、修理するまで2〜3週間かかりますが、フィーサ製品を使っていれば当日のうちに修理することもできます」(斎藤氏)

03.jpg 代表取締役社長 斎藤 進 さん

1%を10%に広げるための新製品開発を主導したのは入社10年強の中堅社員

ホットランナ成形をすることで、プラモデルで言うところの部品と部品をつなぎとめる枠の部分、ランナーが不要になる。ランナー付きで成形すると、プラスチックが固まってからランナーを切断する必要があるため、余計な手間が発生し、ランナー部分のプラスチックもゴミになってしまう。従って、ホットランナ成形の方が余計な手間も資源のむだもかからず、成形サイクルが改善されるのだが、ホットランナを使うと初期投資が大きくなってしまうため、敷居が高くなってしまっている。 「当社のホットランナ成形装置は、40万円程度します。お客様から値引きを求められても応じない方針なのですが、値引きをする代わりに、性能を落として10万円程度で売れる製品を開発しました。1%の市場ではなくて、ホットランナ全体の10%の市場を狙った市場開拓のための製品です。通常品との互換性もあって、『生産性向上が見込めたら、通常品に交換してください』というセールストークをしています」(斎藤氏) ちなみに、その新製品開発のプロジェクトを主導したのは、入社10年強の中堅社員。熱意を認め、特別に社長と同等の権限を与え、開発・製造の全権を委ねたそうだ。

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社員の提案から始めたタイへの進出。金型関連の新事業が収益の柱に

そのプロジェクト以外にも、社員の熱意が認められて動き出したプロジェクトがある。例えば、フィーサは現在、アメリカ、中国、タイに子会社を設立しているが、タイへの進出は社員からの提案があったからだと斎藤氏は話している。 「日本メーカーが東南アジアに進出するようになり、『タイに営業所を作ってほしい』と社員から提案を受けました。実際に営業所を作ってみると、今度は現場を見て信頼してくれないことには取引が始まらないことに気付かされました。そこで、タイなどの海外にも工場を作るようになったのです」 タイに進出してみて、現地ならではのニーズがあることにも気付かされたと斎藤氏は言う。例えば、フィーサは日本では金型にホットランナ成形装置を取り付けてもらうように売り込んでいるが、タイなどでは金型メーカー自体が足りていない。そこでタイでは、金型のメンテナンスを始めたところ事業上の大きな柱として成長。現在は日本の金型メーカーと協業し、一緒にタイの企業へ営業する体制を築いているところだ。 「日本・中国・タイで同じくらいの売上が立つようにして、為替の影響を受けにくい、安定した経営を実現して、社員の給料を倍増させたいと考えています。 ですから、求める人材はグローバルな仕事が来た時、ためらわずに海外へ出ていける人。あとは将来的には幹部になってほしいと思って新卒を採用していますから、謙虚でありながら自分に自信を持ち、社長である私を説得できるような熱意と能力を持った人に入社してきてほしいですね」(斎藤氏)

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先輩メッセージ
新しい視点で捉えることで、新たに生まれてくる市場もある

生産技術課 課長
奥山さん

――生産技術課では、どのような業務を担われているのでしょうか。
当社製品の一つである静電気除去器に関する業務を全般的に扱っています。ほかにも、静電気除去器を扱うことで電気関連のノウハウが蓄えられていますから、主力製品であるホットランナの電気制御など、他製品の電気関連の設計・開発なども生産技術課で見ています。業務比率としては静電気除去器関連が6割、電気関連の設計・開発が4割くらいでしょうか。 こういうご時世ですから、静電気除去器を売ろうとしても、カタログ品がそのまま売れることは少なくなってきています。お客様のニーズに応えて、特注品を設計・開発することが増えてきています。 例えば、「非常に小さな金型の中に、静電気除去器を付けたい」というご依頼を請けたことがあります。他社の除去器では物理的に金型の中には入りません。技術的には困難なのですが、成功すれば他社にはない強みになり、市場を独占できる可能性もあります。 特注品によってお客様のニーズを満たすには、問題を起こしている何らかの原因を見つけ出さなくてはいけません。そのためにはお客様とのコミュニケーションを取りながら進めていく必要があり、上手くいった時には対面で喜んでもらえます。それが非常にうれしいですね。 フィーサでは、自分の意見をしっかりと伝え、認めていただくことができれば、挑戦させてもらえる土壌があります。上手くいくかどうかはやってみないと分かりませんが、とにかく挑戦する機会を与えてくれるところがありがたいです。 それほど大きな規模の会社ではありませんが、逆に大企業になると任される仕事の範囲が限定されて何のために仕事をやっているのか分かりづらくなってしまいます。フィーサなら、お客様のところに打ち合わせにも行きますし、開発も実験も担当しますし、海外の協力会社とのやり取りも任されます。最初から最後まで、すべての業務に携わることができて、お客様の生の声を聞くこともできます。もし自分自身に能力があるのなら、自分の力で成果を出せて、よりやりがいを感じられるようになる職場だと思います。 円高の影響もあって、日本のモノづくりの仕事が海外に流出し、国内の製造業は厳しくなってきています。 ですが、どこかに悩みを抱えている企業はたくさん残っています。アイデアを持って取り組めば、そうした悩みも解決できるでしょう。従来のままのやり方では厳しくとも、新しい視点で物事を捉えてモノづくりをすることで、新たに生まれてくる市場もあるのです。国内で上手くいけば、グローバルに展開しても上手くいくはずなので、若い人には新しい視点で物事を考えるように心掛けてほしいと思っています。 われわれとしては、そのために若者を手助けして、若者が活躍できる下地を提供したいですね。例えば、一つの業務を突き詰めることも大事ですが、いろいろな業務を経験して自分の適性や目標を発見してもらうことも大事です。そうやって若者の可能性を引き出せるように協力していこうと考えています。 仕事をするにしても、おもしろくやらないと。仕事を楽しんでできるようなきっかけを与えられるようになりたいですね。

okuyama.jpg 奥山さん
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