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富士セイラ 株式会社

富士セイラ 株式会社 日々の改善活動から、「防水機能付きねじ」などの特徴的なねじを続々と開発<br>最先端のスパコンやスマホにも使われる極小ねじ。「顧客のために動く」意識で品質・価格・納期の改善を続ける

富士セイラ 株式会社

日々の改善活動から、「防水機能付きねじ」などの特徴的なねじを続々と開発
最先端のスパコンやスマホにも使われる極小ねじ。「顧客のために動く」意識で品質・価格・納期の改善を続ける

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輝く技術 光る企業

富士セイラ 株式会社

日々の改善活動から、「防水機能付きねじ」などの特徴的なねじを続々と開発 最先端のスパコンやスマホにも使われる極小ねじ。「顧客のために動く」意識で品質・価格・納期の改善を続ける

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  • 社名:富士セイラ 株式会社
  • 設立年月:1927年3月
  • 資本金:5716万円
  • 従業員数:83名(2012年3月31日現在)
  • 代表者:代表取締役社長 高須 俊行
  • 社員平均年齢:38.6歳
  • 初任給:205,000円
  • 主な勤務地:各事業所 所在地
  • 休日:土日祝日、夏季・冬季休暇、有休休暇
  • 本社所在地:東京都品川区東大井1-3-25
  • 電話番号:03-3471-0911
  • 公式HP:http://www.fujiseira.co.jp/
  • ・スパコンやスマホにも使われる極小ねじを製造
  • ・「顧客のニーズを追求し、迅速に対応する」ことを第一に掲げる「The Fujiseira Way」
  • ・脱「見て学べ」。マンツーマンで丁寧に教えるトレーナー制度を導入
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事業紹介

富士セイラ株式会社では、薄型テレビ、パソコン、携帯電話などに使用される「精密ねじ」「組込みねじ」やドイツEJOT社との提携による樹脂用タッピンねじ『Delta PT®』の製造販売も行っております。

また、防水・防油・防塵性能が大幅に向上した「シールアップ®スクリュー」や超々ジュラルミン材にT6処理を施し、超軽量・高強度を実現したねじ、「スーパーアルミック®」を開発・製造しております。

何を作ってる?

世界トップクラスの計算性能を誇るスーパーコンピュータ(スパコン)「京」やスマートフォンにも採用されているねじを製造している。特に、極小ねじを得意とし、中にはねじ部の径が1ミリ以下のものもあるほどだ。 富士セイラの作るねじは、高い精度が求められる製品に使用されることが多い。例えば、2009年から2年連続で品川区の「新技術開発促進事業対象製品」に認定され、特許出願中の防水機能付きねじ。ねじに防水用のリングをはめ込む工程を自動化。従来は手作業でしか作れなかったが、自動化後は高速で組み込むことでコストを低減した。 このねじは、防水機能付きの携帯電話やスマートフォンなどに使われているが、これまで3億本出荷して不良率0%を誇っている。同社は顕微鏡で確認可能なバリ(加工時に生じる不要な突起)を発生させないように技術を磨き、最終工程で画像による全数検査を行うことで、そこまでの精度を出せるようにしたのだ。

03.jpg スパコンやスマートフォンなどに使われるねじを生産

会社の強み

クオリティー(品質)、コスト(価格)、デリバリー(納期)の三拍子がそろっていることが富士セイラの強みであると代表取締役社長の高須俊行氏は語る。それを実現させたのは、「顧客のために動く」という意識。企業方針を6項目にまとめた「The Fujiseira Way」でも「顧客のニーズを追求し、迅速に対応する」ことを最上位に掲げ、最も大切なことだと社内で訴えている。 「問題が起こった時や会議などで判断に迷う時は、必ずそこに立ち返るよう節目ごとに全社に向けて発信しています」と高須氏。急に短納期の案件が舞い込んできた場合、営業担当者から連絡が来ると工場担当者はすぐに納期に間に合わせようとシフトを変える。「工場担当者は『大変だ』とは言いますが、そんなに嫌な顔はしませんよ」と高須氏は笑って話すが、全社が同じ方向を向いて団結しているからこそ、できることなのだろう。

04.jpg 新しい機能性を備えたねじを続々と生み出している

職場としての魅力

富士セイラで働く魅力は、大きく二つある。教育制度とチャンスを与える企業風土だ。 「現場で先輩を見て学べ」という昔からの教育体制を改め、2006年から「トレーナー/トレーニー制度」をスタート。トレーナーとして任命された先輩社員が新入社員の指導を担当し、1年間にわたって順に仕事を教えていく。教育内容は会社のルールやビジネスマナーから、部門内業務、自己業務の管理方法まで多岐に及ぶ。この制度を導入したことによって、離職率の低下や、部門ごとのチームワーク向上などの成果につながっている。 また、「チャンスはたくさん作ります」(高須氏)という企業風土。ただ、「先天的な素質よりもやる気を持った社員に仕事を任せよう」と高須氏は考えるだけに、社員の側にもチャンスを活かそうとする前向きな姿勢が必要になる。 会社は何を目的として社員を雇うのか、社員は何を目的に会社で働いているのか。それを見失わず、自分自身を見直せる人と働きたいというのが高須氏の願いだ。

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社長メッセージ
特徴的なねじを増やして一番になりたい。そのためには人材育成が不可欠

代表取締役社長
高須俊行さん
――防水機能付きのねじなど、多数の新製品を開発されています。研究開発にはかなり注力されていますか。 当社の場合、それが「技術」であるかどうかを意識せずにできた製品がかなりあります。お客様の要望や課題に向き合い、改善を重ねる中で新しい技術や製品が生まれてきました。そうした積み重ねが結果的に会社の知見となり、技術力を磨くことになったのではないでしょうか。 例えば、防水機能付きねじに使われるシリコン製のリングは、最初はゴム製でした。しかし、ゴム製ではねじに接着する工程で熱によって溶けてしまいます。「ゴムの代わりになる溶けない素材はないか」と考え、シリコン樹脂に行き着きました。ところが、シリコン樹脂は油を含むと膨らむ性質があるという問題に直面しました。今度は、シリコン樹脂を膨らませない油を見つけることが必要になったのです。 このように、「研究開発だ」と意識しないうちに積み上げてきたノウハウが社内には多くあります。後から振り返ってみると気付かないうちに、外部から高く評価される技術になっていることが多いのです。 端的に言うと、特徴のあるねじを増やして一番になりたい。それが最大の目標です。 そのために、基礎技術力や品質の改善、新規技術分野への参入、業務効率の向上、海外拠点を活かしたビジネスの拡張などに注力したいと思っています。 中でも、まずは既存の海外拠点を伸ばすことが必要。中国・タイ・フィリピンにある関連会社を強くして、各国の国内からの仕事だけで収益を上げていく。そういった気概を持つ社員が増えたら、新しい国・地域に進出していきたいですね。 そのためには、人材育成が不可欠です。今後は、新しいことでも前向きにチャレンジできる人材や、言葉や文化の壁にもひるまずコミュニケーションできる人材を育成することが不可欠だと感じています。

06.jpg 代表取締役社長 高須俊行さん

先輩メッセージ
高い技術力を持つ企業で働く喜び。「仕事が趣味」と言える選択を

技術管理部 カスタマーサポートグループ 主任
德山さん
――転職して富士セイラに入ったと伺いました。前職と比べてどんな違いがありますか? 前職でも現職でも、製品が図面どおりにできているかと確認する検査業務を主に担当しています。 前職と当社では、特に精密ねじの技術力が違います。当社はマイクロねじが得意なのですが、小さいねじを作るのは技術的にとても難しいことです。それなのに不良率も低く、高い技術力を持つこの会社で働いていることを誇りに思います。 別に営業担当者もいるのですが、技術担当としてお客様をサポートしています。そう頻繁ではないものの、お客様とやり取りする中で「ここはこうした方が良いですよ」といった提案をすることもあります。 あとは、営業担当者が提案した内容についてお客様から質問があった場合、ねじの性能や試験の環境など、技術的な情報をお伝えすることも業務に入ってきます。 防水機能付きねじの製造工程で使う「Oリング組み込み機」という装置の開発です。 従来はOリングを人の手で組み込んでいたので、非常に時間が掛かって価格が高くなってしまっていました。それを自動で組み込める装置を開発することで、価格を下げようとしたのです。 私はそのプロジェクトの中で、立ち上げから量産まで、一貫して評価の部分を担当していました。最終的に狙いどおりの装置ができて、防水機能付ねじの製造量が格段に増えました。そのねじは現在、大手メーカーの防水携帯電話などにも使用されています。とても達成感を得られた仕事でしたね。 当社では部門の枠を超えた「モノづくりプロジェクト」を推進しています。そのプロジェクトで、ねじを機械的に良品と不良品に選別する装置を自分で作ってみたことですかね。 以前、外部の会社に製造を依頼したことがあったのですが、かなりの費用が掛かるということが分かり、「自社で作ってみよう」という話になったのです。 当時は自分で装置を作った経験がなく、右も左も分からない手探り状態だったのですが、半年くらい掛かって選別装置を作ることができました。今も検査工程で使っています。 そういった新しいチャレンジをして、成功した時には「やった!」と思えますね。 私はまだまだ技術者として駆け出しで、分からないことも多いです。ですが先輩から教えてもらうだけではなく、自分で「ここをこうすればこうなるんじゃないか」と考えて取り組むことで、知識・技術を身に付けたいと思っています。 仕事は何十年も続くことなので、自分の性格に合う仕事、好きになれる仕事に携わることが大切だと思います。ですから、「仕事が趣味」と言えるような企業・仕事を選ぶべきではないでしょうか。

07.jpg 技術管理部 カスタマーサポートグループ 主任 德山さん

先輩メッセージ
ねじの機能美に魅せられて入社。20代でタイの工場マネジメントを経験

業部 第二営業課/OSP
河原さん
――入社までの経緯を教えてください。 大学ではモノづくりとは関係のない環境生態学を専攻していました。ただ、モノづくりには前々から非常に興味を持っていました。金属加工やメカを触ることが趣味だったのです。 それで就職活動時にはモノづくり企業を中心に見て回りました。ある会場で富士セイラと偶然出会い、選考を受けてみることにしました。「入社しよう」と考えるようになったのは、会社のことを調べていくうちにねじの機能美をあらためて感じ、ねじ自体に魅力を感じるようになったからです。 入社してしばらくは、生産技術職として現場でモノづくりを経験し、技術の基礎を学びました。その後4年間、会社から任命されてタイで工場マネジメントをしていました。具体的には、工場の立ち上げや新規顧客の開拓、現地の従業員への技術指導などの業務を幅広く担当していましたね。 タイへの赴任が決まった直後は、本当に戸惑っていましたね(笑)。ただ、考えていくうちに「現地であれもこれもやってみたい」と思える仕事がたくさん出てきまして、やりがいを見出せましたので、快く引き受けました。 タイに着いてみると、工場には私以外の日本人はいませんでした。製造ラインをどう改善していくか。日本では当たり前になっている技術を現地の従業員にどう教育するか。ない部品をかき集めて新しい機械をどう立ち上げるか。そういったことを現地の人たちと一緒に、教えたり教えられたりしながらやってきました。 貴重な体験ができたと、今では本当に感謝しています。 総合的な仕事をさせてもらったので、お客様への最初の提案から、納得いただいてからの試作・評価・量産・納品という一連の流れを管理できたことが大きな喜びになりましたね。多くの会社では、営業だったら営業、品質管理だったら品質管理と限られた現場しか見られません。モノづくりの流れをすべて見られたことで、すごく勉強になりました。 モノづくりの一連の流れを自分の頭の中で描くことができるようになったので、帰国後、営業の仕事をしていてもお客様の疑問にその場で答えられたり、新しい提案ができるようになったりしています。タイでの経験が非常に役立っていると感じますね。 製造技術と海外勤務というとても良い経験をさせてもらったので、それを活かして富士セイラの営業の第一線で活躍したいです。 積極的にチャレンジするということが自分の成長を促しますし、「やれた」という成功体験が自分の自信にもなると思います。 チャレンジしている時は大変でも、振り返った時にはとても良い経験になるはずです。チャレンジする姿勢を忘れないようにしてください。

08.jpg 業部 第二営業課/OSP 河原さん
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