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日本ユニバーサル電気株式会社

日本ユニバーサル電気株式会社 世界の最先端技術者から頼られるコイルの試作開発企業<br>「コイルの試作開発」へのチャレンジと情報発信力によって、世界でも通用する自社ブランドを構築

日本ユニバーサル電気株式会社

世界の最先端技術者から頼られるコイルの試作開発企業
「コイルの試作開発」へのチャレンジと情報発信力によって、世界でも通用する自社ブランドを構築

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輝く技術 光る企業

日本ユニバーサル電気株式会社

世界の最先端技術者から頼られるコイルの試作開発企業 「コイルの試作開発」へのチャレンジと情報発信力によって、世界でも通用する自社ブランドを構築

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  • 社名:日本ユニバーサル電気株式会社
  • 設立年月:1958年11月
  • 資本金:1000万円
  • 従業員数:-
  • 代表者:代表取締役  志村 秀雄
  • 本社所在地:東京都東村山市久米川町5-21-25
  • 電話番号:042-393-1241
  • 公式HP:http://jpuni.co.jp/
  • モノづくりのさまざまな製品に組み込まれるコイルは、技術力によってその仕上がりに大きな差が生まれてしまう。日本ユニバーサル電気株式会社は、そんなコイルの密着整列巻きの技術について定評のある企業。美しくコイルを巻き上げることで、コイル本来の性能を損なうことなく計算どおりに発揮させられるのだ。結果、精度を求める世界中の技術者から依頼を受けるようになっている。
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東京という立地を活かしてコイルの試作開発を主軸事業に

電磁石として、モーターとして、あるいはアンテナやセンサーとして、その他さまざまな製品内で使われているコイル。日本ユニバーサル電気株式会社は、そんなコイルの試作開発を事業の柱にしている企業だ。取引先は東京大学や東京工業大学などの有名大学から、航空宇宙関連の企業・機関、日本航空電子、日立、リコーなど日本を代表するモノづくり企業と、そうそうたる顔ぶれが並んでいる。 1958年に設立の日本ユニバーサル電気は、日本で初めて電気カミソリを量産化。テレビCMを流すなど広告にも力を入れ、かなりの知名度を誇っていたという。1970年に創業者である先代が他界。大手企業の下請けとして、コイル、コネクタ等の電子部品の製造を主な事業としていた時代がしばらく続いた。 2001年に志村秀雄氏が社長になり、企業が生き残るためには新規客先の開拓が急務として、試作開発に特化することで差別化を図った。「試作開発に特化することで新しい市場に関与できます。最先端の技術に携わる技術者の方とかかわれることが、弊社の強みになると思ったのです」と志村秀雄代表取締役。同社が東京にあることが優位に働くことも見込んでいたそうだ。「東京には研究開発の拠点が集まっています。試作開発の仕事をやるには良い場所でしょう。情報が集まりますし、地方のお客様でも『展示会のついでに』と弊社まで会いに来てくれます。東京にはそんなメリットがあります」 実際のところ、日本ユニバーサル電気には、日本どころか世界各地で活躍する最先端の技術者から依頼が舞い込んでいる。具体的には、電気自動車に使われる無接触給電用コイル、人工衛星に組み込まれる地磁気を利用した姿勢制御用コイル、日米欧が共同建設中の世界最大の電波望遠鏡をつくる「ALMA計画」で使われるコイル部品などの依頼を受けており、さまざまな分野の技術者から頼りにされているのだ。

shacho1.jpg 代表取締役 志村 秀雄さん
helm.jpg コイル以外の可動部も製作している
底面が360度回転可能

若手主導の取り組みで約3割もの節電を達成

従来の受身の仕事から、技術を求められるコイルの試作開発へと主軸事業を切り替えた日本ユニバーサル電気。そういった経緯もあってか、志村氏は「新しいことにチャレンジして、活動内容を自分から情報発信する」ことが中小企業には必要だと訴えている。 「常に新しい市場を獲得する努力をしていかないと、製造業は生き残るのが難しくなっていきます。弊社もいろいろな事業にチャレンジしていますが、中にはうまくいかない事業もあります。それでも、新しいことにチャレンジしていかないと。コイルの試作開発にしてみても、最初のころは新規の受注は月に2〜3件くらい。でもそれが2〜3年と続くと、リピートのお客様が増え、『試作開発なら日本ユニバーサル電気だね』という評判もいただけるようになりました。 そして情報を発信していくことも大切です。中小企業には、情報を発信できていないところが多い。優れた技術を持っていても発信できていません。情報発信することで、いろいろなところから関連する情報が入ってくるようになります。そこから商談に結び付くこともありますから。情報が入るようにしておかないと、今の時代は厳しいでしょう」 同社自体、コイルの試作開発以外にも「チャレンジと情報発信」に意欲的に取り組んでいる。例えば、省エネ推進の取り組み。若手社員が中心になって省エネルギー委員会を設けて、「蛍光灯をLEDに交換する」「室外機にすだれを取り付ける」「エアーキャップを窓ガラスに貼って断熱を図る」といった活動を積み重ねてきた。その結果、使用電力量を3割ほども削減。活動内容をブログで逐次紹介してきたおかげか、テレビ番組で取り上げられる予定もあるという。 志村氏もその成果に驚き、若手が主体性を持って動いてくれていることに目を細めている。「このような委員会活動を通して、若い人が積極的にアイデアを出し、自分たちの自信にしながら、成長していってもらいたいと思っています」

moku2.jpg 木材由来の素材「アコヤ」に納められたコイル
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中小企業は情報発信することで、自社のブランド構築を

日本ユニバーサル電気として、次はどのようなことにチャレンジしていきたいか。志村氏は次のように話している。 「日本全国から問い合わせが来るようなオンリーワンの技術を持つことは大事でしょう。その一方で、身近な会社から求められたものを提供できるようにすることも必要だと思います。弊社は風力発電の開発やLEDの蛍光灯の製造販売にチャレンジしていますが、『世の中に求められているものを迅速に自社で作ってみる』という姿勢も大事なのです。 いずれにせよ、日本でしかできないものをつくっていくことが大事なのではないでしょうか。数は追わず、少量しかつくらないけれども最高級。各中小企業が情報を発信しながら、自社のブランドをつくっていくべきです。それが実現できれば『日本の製造業は強い。さすがだ』と再評価されるのではないでしょうか」

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hijiseizai.jpg カタログに無い部品もゼロから製作

先輩メッセージ
カタログに載っていない部品を作るところから始めることも


技術小路(しょうじ)さん

――どのような業務を担当されているのですか?
コイルの試作・開発を担当しています。お客様から「こういうコイルを作ってください」という問い合わせが来ますので、それに対して「こういう方法で作ると良いのでは」と提案して、何度かやり取りして仕様に落とし込んでいきます。 特に研究所からご依頼いただいた場合は難しい仕事になります。依頼内容が複雑で、メールや電話だけでは必要な情報を十分に得られないことが多いのです。実際に顔を向き合わせながら会話をして、絵や図にして確認してみないと、相手が何を要求しているのか見えてきませんから。 また、研究者の方とやり取りする際には、僕らも勉強しておかないと、相手の話についていけなくなる恐れもあります。幸い、コイルに関してはさまざまな経験を持っておりますので、円滑に話を進められています。
――さまざまな内容の依頼があったかと思いますが、その中でも記憶に残っているものは?
医療関係のお客様から試作・開発の依頼を受けた際に「金属部品をできるだけ使わないでくれ」と頼まれたことですね。 そこで、できるだけ金属を使わないように、樹脂や木材を使って製品を組み立てることにしました。後に「アコヤ」という素材に出会いました。「アコヤ」とは、木材を酢の成分である酢酸の一種に漬けてアセチル化処理したものです。水に10年間漬けても腐らないし、紫外線に1000時間さらしても変形しない、という特性があります。 このように、カタログに載っている機械部品だけを使ってお客様の要望に応えるのではなく、場合によってはカタログに載っていない部品を自分たちで作るところから始めることもあるのです。そこが面白いと思いますね。ひょっとしたら、「アコヤ」は僕らの新しい商品になるかもしれませんし。
――興味深い素材ですね。
水に強く、太陽熱に強く、変形にも強い。ほかの用途で活用できないかと模索しています。風力発電の筐体に使えないか、と試しているのですが、金属よりも安くて加工に時間も掛かりません。金属なら製作に5時間掛かってもおかしくないのに、元が木材なので5〜10分で加工できます。
――働いていて感じる貴社の魅力は?
型にはまった仕事がほとんどないところですかね。毎回毎回新しいことに挑戦しています。その都度、自分で考えて自分で行動を決めて、材料も決めて、それでコイルを作っていくのです。 確かにものができるまで不安です。「部品の形状はこれでいいのか」「材質はこれでいいのか」と発注する前は非常に不安な気持ちになります。 当然、トラブルに見舞われることもあります。部品の折れてはいけないところが折れてしまうことも。それでも、その都度、自分で考えて商品を作っていくしかないのです。覚悟は必要ですが、面白い仕事だと思っています。

shain1.jpg 小路(しょうじ)さん

先輩メッセージ
設計したコイルができるところまで確認できるのが魅力


技術嶋田さん
――どのような経緯から、貴社に入社されたのでしょうか。
元々はアルバイトで働いていたのがきっかけです。部署も組み立ての仕事で、今とは違う部署でした。 たまたま「家が近かったから」という軽い気持ちでアルバイトの募集に申し込みました。それがコイルを巻く仕事を任されてやってみると、仕事がどんどん楽しくなっていって。コイルを巻く作業は、技量の差が明らかに現れます。慣れてくると本当にきれいに巻けるようになります。 「もっと難しいものを、もっときれいに巻けるようになりたい」と自分なりに一生懸命仕事を覚えていったら、会社から認めていただけまして。「正社員として働かないか」と誘っていただけたのです。
――現在のお仕事を教えてください。
コイルの製造に携わっています。コイルを巻くための治具を設計して、設計したものができあがったら、今度は加工担当の方に加工していただきます。加工済みの治具が届いたら、実際にコイルを巻き、後処理して梱包し、発送するところまでの一連の作業を任されています。 設計したコイルができあがるところまで確認することができます。中小企業でないとできないことですので、魅力的な仕事だと思いますね。
――今後の成長のために、課題として感じていることは?
学生のころ、電気について専門的に学んでいたわけではありません。コイルの仕様について考える上で、計算が必要になるのですが、その計算が分からなくて詰まることが多いのを課題に感じています。 これからは電気関連の勉強を進めていって、そうした計算も自分だけでできるようになりたいと思っています。
――学生に向けてのアドバイスをお願いします。
仕事をする上で、「自分の頭で考えて行動する」ことが大切だと感じました。 先輩に指示されたことをそのままやるのではなくて、「こうした方が良いのでは」と自分で考えて工夫することが大事になってきます。そのことを覚えておいてほしいですね。

shain2.jpg 嶋田さん
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