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大川精螺工業 株式会社

大川精螺工業 株式会社 自動車・二輪用ブレーキホースの継手金具で国内シェア約6割<br>常温下、圧力で部品を形作る冷間鍛造技術が武器。ブレーキホースの継手金具を主力にしつつ、新市場の開拓を狙う

大川精螺工業 株式会社

自動車・二輪用ブレーキホースの継手金具で国内シェア約6割
常温下、圧力で部品を形作る冷間鍛造技術が武器。ブレーキホースの継手金具を主力にしつつ、新市場の開拓を狙う

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輝く技術 光る企業

大川精螺工業 株式会社

自動車・二輪用ブレーキホースの継手金具で国内シェア約6割 常温下、圧力で部品を形作る冷間鍛造技術が武器。ブレーキホースの継手金具を主力にしつつ、新市場の開拓を狙う

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  • 社名:大川精螺工業 株式会社
  • 設立年月:1934年5月
  • 資本金:1億円
  • 従業員数:350人
  • 代表者:代表取締役社長 大川 克良
  • 社員平均年齢:36.6歳
  • 初任給:大卒197,000円 高卒160,000円
  • 主な勤務地:本社(品川区)、水戸工場(茨城県常陸大宮市)、横浜工場(横浜市港北区)
  • 休日:土日、GW、夏期・年末年始休暇、有給・特別休暇
  • 本社所在地:東京都品川区東五反田2-20-4
    NOF高輪ビル7F
  • 電話番号:03-3280-1811
  • 公式HP:http://www.okawaseira.co.jp/
  • ・自動車・二輪用ブレーキホースの継手金具で国内シェア約6割
  • ・顧客ニーズに迅速に応える、他社にはない究極の冷間鍛造技術
  • ・成果主義の人事評価制度。抜擢されて40代前半の工場長が誕生
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事業紹介

工業技術の進歩、グローバル化により、さらに進化、拡大する部品製造分野において、私たち大川精螺工業はつねに変化の時代を見据え、柔軟なものづくり体制のもと、形状や加工性の高さだけでなく、新しい価値をプラスした機能部品を生み出してきました。


長年大手自動車メーカーのパートナーとして「自動車用重要保安部品」の開発・生産に携わっていることから、冷間鍛造を基盤とした技術と品質には、部品加工のプロフェッショナルとして誇りとこだわりを持っています。あらゆる要求に対応できる製品をいち早く、安定して供給ができるよう力を尽くし、お客様とともに新しい価値創造を実現していきます。

何を作ってる?

自動車・二輪用ブレーキホースの継手金具で、国内シェア約6割を占める。自動車・二輪用ブレーキホースの継手金具で、ほぼすべての主要メーカーに採用されている。 ブレーキホースを満たすオイルが金具との継ぎ目から万一漏れることがあれば、ブレーキが利かなくなってしまう。それだけにホースの両端を留める継手金具には非常に高い精度が求められ、不良品を出荷することは許されない。 不良品の出荷を防ぐには、全数検査が必要になる。だが人手で検査していると多くの人数が必要になってしまうため、人件費が高くついてしまう。そこでコストを抑えるため、大川精螺工業は検査工程をできるだけ自動化しようと注力。部品のサイズを検査するシステムに加え、部品表面に傷がついていないかを画像認識で自動検査するシステムも開発中だ。 ほかにも自社製品として、太陽光発電とLED照明を組み合わせ、緊急時でも灯り続ける街灯「トラストワン」を開発。取引先の企業などを中心に、2011年から販売を開始している。

03.jpg ブレーキホースと継手金具
04.jpg 太陽光発電+LED照明の街灯「トラストワン」

会社の強み

製法特許を取得しており、他社にはマネできない冷間鍛造技術が最大の強み。ほかの企業は金属から部品を削り出すが、大川精螺工業は常温でコイル材に圧力を掛け、部品の形状を整える。1台の機械だけで最大7段階もの鍛造が可能。削りかすが発生しないので材料費の無駄が省け、工程数も抑えられる。その分、他社よりも明らかに安い原価で部品を作り出せる。 現在、この技術を主に活かしているのがブレーキホースの継手金具の製造。ほかの部品も冷間鍛造で製造することで売上を伸ばそうと挑戦中だ。 今後の普及が見込まれる電気自動車用の部品開発も積極的に行っている。 他社には実現できない形状まで冷間鍛造により製造することを目指し、大川精螺工業では技術開発部を新設。 顧客のニーズを汲み取り、前人未到の冷間鍛造技術の開発に日々取り組んでいる。

05.jpg 大川精螺が強みにする冷間鍛造の加工装置

職場としての魅力

一つ目の魅力は、社員が働きやすい環境。本社オフィスは内装を変えたばかりで「銀行の方が『階を間違えたか』と思われたこともあるくらい」と代表取締役社長の大川克良氏が自負するように、驚くほどきれいなオフィスとなっている。 工場の環境にも非常に気を配っている。古くなった工場については、壁面ボードを貼り替え、汚れた床を削って磨き、油煙対策、空調の効き具合の調整など、作業しやすい環境づくりを怠らない。 もう一つの魅力は、成果主義の人事評価制度。やる気ある若手に活躍の場を与えられるよう、8年以上前に年功序列から切り替えた。60歳近くの社員ばかりが就任していた工場長の役職に、40代に入ったばかりの社員を抜擢。実効性のある制度として、確かに根付かせている。

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07.jpg オフィスや工場の環境には気を配っている

社長メッセージ
「良い機械のある会社には、良い仕事が来る」と考え、最新鋭の機械を積極的に導入

代表取締役社長
大川克良さん
――会社としての強みは冷間鍛造技術と伺いました。技術をさらに強化するための取り組みについて教えてください。 技術部および技術開発部で冷間鍛造の新しいやり方について研究しています。技術部ではほかに、全数検査を自動化する手法の開発も課題にしています。 冷間鍛造だけでは加工できる形状が限られてしまうところがありますが、当社では切削加工も手掛けています。互いの技術を連携させることで、新しい分野を開拓していくつもりです。 また、先代社長の「良い機械のある会社には、良い仕事が来る」という考えを受け継いでいまして、特に冷間鍛造関連の装置については、最新鋭機を導入するようにしています。 仕事に前向きで、やる気のある人ですね。そんな社員にどんどん昇格してほしいと思い、人事評価を成果主義に変えました。年齢・学歴は関係なく、実力主義で評価しています。 私個人としては、誠実な人を採用したいと考えています。面接しても性格はなかなか分かりませんが、学歴や頭の回転よりも性格が良いかどうかを見るようにしています。

08.jpg 代表取締役社長 大川克良さん

先輩メッセージ
画像検査システムを研究。重要な会議にも参加できて若手の意見も聞いてもらえる

技術部 技術課 技術係
佐野さん
――システム系の研究室に所属されていたそうですね。 SEになるのが普通の就職先だったのかもしれませんが、モノづくりに元々興味があり、設計の仕事をしたいと思っていました。研究室もシステム系とはいえ、研究している内容は画像処理関係でした。モノづくりに関係する研究をしたいと思って選んだのです。 研究室の先輩が当社と共同研究に取り組んでいた縁で、当社のことを知りました。画像処理技術を使って部品の傷をチェックする検査システムを、水戸工場で開発していたのです。教授からも薦められ、当社に入社することに決めました。 最初の1年半ほどは水戸工場で画像処理の研究に携わり、今は本社で技術部の仕事をしながら、画像処理の窓口をしています。どこまでの傷を不良とみなすか、その線引きに苦労していますね。開発の進捗率はまだ半分くらいといったところでしょうか。今も実験を繰り返して、実用的なシステムになるよう研究しています。 大変な仕事ですが、完成品の傷をチェックする工程には、かなり多くの社員がかかわっています。自動化できればそれだけ多くの人件費を抑えられるわけですから、重要なシステムです。何とか実用化できるように努力しています。 水戸工場にいた時、画像処理の仕事をしていたのは先輩1人と私だけでした。分からないところが出てきた時が一番大変です。自分で調べたり、大学教授に聞いたり、展示会に足を運んでみたりと工夫して、知識を蓄えるようにしています。 何度も壁にぶつかってきました。くじけずに続けられているのは、入社してすぐに「とにかく失敗を恐れるな」と助言してもらえたからでしょうか。資料を集めたり、作ったりするのにも、とにかく自分から積極的に取り組むようにしています。 良い評価であっても悪い評価であっても、周りの人から評価いただけることです。水戸工場では目の前に現場の人もいましたから、作ったものをすぐに試してもらっていました。その場で良いか悪いかが分かりますし、自分が作ったものを使ってもらえると「働いていて良かったな」と感じられます。 明るい環境だというところです。楽しい職場でありながら、仕事中はみんな真剣に取り組んでいます。 私のような若手でも重要な会議に参加できますし、若手の意見であってもしっかりと耳を傾けてもらえます。上司から理不尽に「ああしろ。こうしろ」と命令されるような会社ではありませんね。 当社は既に、海外に1拠点あります。これからグローバルな社会になっていくことは間違いないので、いずれは海外拠点にも技術部ができるはずです。そうなった時、自分が海外に赴任して技術部を任されるようになっていることが目標です。グローバルな環境に対応できるようになっていきたいですね。 その時が来たら役立つように、今はとにかく知識を身に付けようと考えています。重要な会議にも参加させてもらっているので、1分1秒を無駄にしないように心掛けています。

09.jpg 技術部 技術課 技術係 佐野さん

先輩メッセージ
営業はプロデューサー。技術力の価値を訴える提案型の営業をしていきたい

取締役 営業本部長
大川さん
――入社までの経緯について教えてください。 以前は広告代理店に勤めていました。形のある製造業とは対極で、形のない広告を売る仕事でした。 広告は見る人を感動させたり、何らかの印象を与えたりすることはできますが、お客様の生活を変えることはできません。製品を手に取ってもらって、喜んでもらえるところに製造業の魅力を感じました。 お客様のところへ伺うことはもちろんですが、営業用の会社パンフレットの制作なども進めています。当社は確かな技術力を持っています。お客様にその価値を上手く伝えることさえできれば、受注できる仕事は増えるはずですから。 これまでは「こういうことができませんか?」という依頼に応える請負型で受注していましたが、これからは逆転の発想で提案型の営業をしていく必要があると考えています。例えば、冷間鍛造技術を新たな領域で使うことで、従来の工法で製造するよりもコストを下げることができます。その価値を訴えることで電気自動車の充電用コネクタの開発委託を受けることができました。 グローバルな競争が激化する中、日本でのモノづくりは難しくなってきています。価格勝負ではなく付加価値で勝負することが求められるようになり、今後はブランドなどの「無形価値を持つ有形価値」を生み出すことが大事なのではないかと感じています。参考になるのは、スイスのモノづくりでしょう。日本にしかできない技術力と、その技術力を世界に認識してもらうためのマーケティング、その両軸が必要になってきます。 工場で働く社員から開発の苦労や製品が完成した時の感動を聞くと、素直にすごいなと思います。実際に機械が動いて、できあがったばかりの部品を見た時にも感動しました。感銘を受ける機会が多いですね。 われわれ営業としては、そんな製品に込められた思いをきちんと世の中に届けていきたいです。工場で働く社員や自分の思いを素直に伝えることで、お客様の心にも響くものがあるはずです。 提案したことが、お客様から「すごいね」と評価されて採用いただき、そうして納めた部品が自動車などの製品に組み込まれ、世の中に届くことがやりがいですね。 営業の仕事とは、プロデューサーの仕事と同じようなものだと考えています。営業はただ売るだけではなく、売った部品の入った製品が事故なく動くところまで責任を持たなくてはいけません。社員に仕事を依頼して、お客様に部品を届けるまでのスケジュールを管理して……。そういう仕事ができるのは面白いです。 当社は昔、社員全員が工場の2階に下宿して一緒に生活していた会社です。今でも家庭的な雰囲気が色濃く残っています。 合宿して「良い仕事とは何か」と議論したことがあります。その時にある社員は「家族に誇れる仕事が良い仕事だ」と答えていました。その社員は週末に、働いている工場を家族に見せたくてこっそり連れてきたことがあるそうです。そういうことを大切にしている社員がいることを誇りに思います。 日本のモノづくりは非常に難しい時代を迎えています。働いている会社が、そして自分自身が、どのような価値を提供できるのかと考えていかないと、簡単に海外移転してしまう時代になったと言えるでしょう。 だからこそ、やりがいはあります。日本だからこそできる仕事も、たくさんあるはずです。そのことをしっかり考えて、「自分は何がやりたいか」と自問した上でこの業界に飛び込んできてください。

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