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株式会社 雄島試作研究所

株式会社 雄島試作研究所 開発・試作を手掛ける技術屋の誇り<br>研究者の頭の中にあるコンセプトをカタチにする究極のモノづくり、それが試作品ビジネスです。

株式会社 雄島試作研究所

開発・試作を手掛ける技術屋の誇り
研究者の頭の中にあるコンセプトをカタチにする究極のモノづくり、それが試作品ビジネスです。

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輝く技術 光る企業

株式会社 雄島試作研究所

開発・試作を手掛ける技術屋の誇り 研究者の頭の中にあるコンセプトをカタチにする究極のモノづくり、それが試作品ビジネスです。

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  • 社名:株式会社 雄島試作研究所
  • 設立年月:1951年8月(昭和26年)
  • 資本金:1,000万円
  • 代表者:野田 一房
  • 所在地:東京都武蔵野市西久保3丁目10番28号
    【本社工場】東京都武蔵野市西久保3丁目10番28号
      TEL:0422(52)0167(代) FAX:0442(54)2632
    【第二工場】神奈川県横須賀市武3丁目17番1号
    TEL:0468(56)7305 FAX:0468(57)0014
  • 公式HP:http://oshimashisaku.jp/index.htm
  • 1917年から1950年まで存在した東洋最大、世界有数の航空機メーカーであった中島飛行機。エンジンや機体の開発を独自に行う能力を持ち、自社での一貫生産を可能とする高い技術力を備えていましたが、敗戦と共に解体、その跡地はNTTや富士重工業、日産自動車等に変わっていきました。中島飛行機三鷹工場で技術者として従事していた野田幸男氏は、雄島試作研究所を設立、中島飛行機OBが入社したNTTの研究開発をサポートすることとなりました。それから半世紀、雄島試作研究所は、一貫して開発・試作を専門に手掛けることで、高い技術力とノウハウを蓄積、新たな技術・製品開発の最前線で活躍しています。
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業種

ミリ波から光通信関係の開発支援装置の開発・製作

事業紹介

光通信関連の装置の開発(コアピッチ測定器、光ファイバー式ロータリエンコーダ)

インフラの一部となった光通信関連の機器・部品類の試作の多くを手掛けました。

「2000年位までは、光通信関連の機器・部品類の試作を多く手掛けていました。今では、ほぼどの企業でも研究開発は終了しています。」野田社長は、光通信技術開発の黎明期に貢献した雄島試作研究所の当時を振り返りました。「あの頃は、どの企業も光ファイバ、レーザ等の光通信関連の技術開発に積極的に投資していました。当社の受注の大半は光通信関連という時期でしたね。でも、光バブルがはじけてからぱったりとなくなったのです。」それは、光通信を積極的に展開していたのは、米国と韓国、日本だけだったからだそうです。「光通信は確かに優れた技術なのですが、地球上の全ての情報インフラが光通信である必要性があるかというと、必ずしもそうではないという結論になったようです。特に欧州各国での普及は進まなかったようですね。」今では、雄島試作研究所は、光通信関連に限らず、どのような開発・試作も受注するという体制になりました。「光通信関連専門で、その分野に特化した開発や技術のみではなく、それまで手掛けていたマイクロ波やミリ波等の高周波の電磁波(信号波)を伝送する導波管の開発や試作もしていました。このために、光通信関連分野が減少する中、業績への影響を最小に抑えることができました。それも研究開発分野を光通信という1つの方向に絞らず、多方向で展開していたことが幸いしたと思います。」

oshima_ph01.jpg 野田 一房社長

ケミカルとメカニカルとエレクトロニクスの融合が生み出す最先端技術

現在では、光通信関連分野は、通信というよりも医療やセンサとか光を使った他分野での技術開発が進んでいます。「当社にくるお客様からの要望は多岐にわたります。その多くは実は、元NTTの研究者からなのです。NTTの研究者の人数は何千人、米国のベル研究所が世界第一でNTTがその次ですから、研究テーマの種類も世界有数の数なのです。そして、場合によってはNTTを退社して、他企業の研究施設や大学の研究室で研究を継続される方も多くおられます。その方々がお客様なので、当社が受注する仕事のほとんどが、世の中にないもの、研究者の頭の中にあるものをカタチにすることなのです。」野田社長にそのために必要なことをお聞きしました。 「大手企業で採算性が取れないからと言って撤退してしまうものがありますね。ちょうどよい例でいえば、ミリ波通信。しかし、ミリ波通信はメカニカルとエレクトロニクスの融合技術なのです。これは技術やノウハウの継続や蓄積していないと、いざ必要な局面が来た時にすぐに取りかかる事が出来ないものなのです。導波管の開発や試作も、その中で特殊な加工やめっきなどが必要となってくる。 これもケミカル分野をメカニカル分野が絡んでいる技術なのです。継続して取り組んでいないとすたれてしまうモノなのですね。それを、地道ではありますが、お客様から『こんなことができないか』というオファーに応えながら伝承し、継続しています。これが当社の財産ですからね。」

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大量生産となる種を生み出すのが我々の役割

雄島試作研究所では、優れた技術力を有している事から、多数の特許を取得しています。野田社長は、特許そのものがすぐに利益を生むものではないといわれます。 「日本の産業構造自体が、大量生産志向ですよね。優れた技術であっても、大量生産ができないと大企業は本気で参入してこないのです。それは、大量生産することで、売上も利益も拡大できるからです。しかし、当社ではそのような、大量生産へ踏み出すことは考えておりません。研究開発という行為自体は莫大な利益は出ませんが、文明社会の成長のためには必ず誰かがやっていかなくてはならないことです。当社の立ち位置は研究開発分野ですから、大量生産をすることでの利益追求ではないのです。」さらに、野田社長から、先進性と技術的なレベルの2つの軸で、同社のポジションを説明して頂きました。  「現状ある技術の改良で成立するモノ、例えば青色LED等は、LED自体はあった技術で、この波長体のLEDが欲しいというものでしたので、開発ができれば、ビッグヒットにつながるのです。それと同じように、高い先進性のある技術の特許だけは、それ自身で製品・実用化できないですよね。実用化されるための周辺技術が整い、ようやく大量生産へと向かうわけです。当社が保有する特許は大量生産の前段階の技術開発。従って、利益に直結するようなものではありません。ですが、当社の特許が組み込まれた製品も多く世に出ているのですよ。それが私たち、開発・試作を手掛ける技術屋の誇りでもありますね。」

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自然体で遊び、自分の価値基準ことが新しい技術を生み出す

開発・試作という仕事は、一般の加工よりも開発内容の機密性が求められます。それは、コアな部分の製品・技術を試作するものが大半であるからです。 「よく試作の代表作を教えてほしいとかいうことを、学生の方との面接でも質問されるのですが、残念ながら、お答えすることはほとんどできないですね。まぁ、代表的な開発例では、東京都産業技術研究所様と共同で光を使用した回転数検出器の試作を進めています。これは、例えば、風力発電の羽等の制御に使えないかということで進めています。実は、風力発電の羽は、回転数によって羽のピッチを変えて、いつも同じ回転数になるようにして、より効率よく発電できるようにしているのです。そこで、これを光で回転数を検出し、光ファイバでつなぐ。そして、遠隔地のセンター1か所で制御する。光ファイバならば何キロでも伸ばすことは容易ですし、落雷の際にデータがとんでしまう心配もない。効率性とメンテナンスのしやすさなどもあり、順調に研究が進んでいます。」   このような雄島試作研究所で求められる人材を野田社長にお聞きしますと、以下の様なメッセージをいただきました。 「自分の価値基準をしっかりと持っている人ですね。現代は、コンピュータが発達したおかげでデータをいれたら答えが出てくるというようなことが多い。でも、その答えに対して明確な判断ができる人でないと、開発や試作をすることは難しいです。そのためには、少年時代に、虫採ったり魚捕ったりというような自然と触れ合うような遊びを通じて、人としての感覚を養うべきですね。」 机でした受験勉強だけではなく、様々なことに触れ、体感し、知識として知恵として蓄積していく。そのような人とモノづくりに取り組みたい。試作品造りにかける情熱を共にわかちあう若人を野田社長は心待ちにしています。

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先輩メッセージ
90%は失敗の連続の試作品製作完成した時の達成感は格別です。

電気部光電波課 主任 平野 圭一さん
学生時代、光通信の量子暗号の研究で試作の楽しさを覚えたことが、雄島試作研究所に入社した理由です。光通信の量子暗号とは暗号技術の最終段階と言われるモノで、その当時は理論上の技術でしかありませんでした。そのような技術の実用化ができるのではないだろうかというような期待もあって入社しました。 私は、お客様と打ち合わせやミーティングを重ね、試作品の設計をして、出来上がったものを組み上げて、検査をしてお客様へ納品するという一連の業務を全て担当しています。非常にお客様と近いところで仕事をしており、直接お客さまが喜ぶ姿を拝見したり、リピートの発注を頂いたりしたときには、この仕事をしていてよかったなという達成感もあります。 当社は試作品製作会社ですから、打ち合わせをして製品を組み立て、1つ1つ段階をふんで、最終的にお客様の満足のいく製品へとしていく過程は、モノづくりが好きな私にとっては楽しい時間です。  お客様が手掛けている研究も、広範囲でしかも専門性の高いモノが多いので、本を読んだり、Webで調べたりして知識を吸収することが多く、そのことも非常に勉強になっています。社内にも心強い先輩や社長がいますので、その場合はすぐに聞くことにしています。当社は、最先端技術を駆使した開発や試作に携われるということを通じて、いろんなことに挑戦できる楽しい会社です。また、モノづくりをしたい人には、とことんトライ&エラーができる試作会社ですので、新しいことをどんどんやることできますよ。

oshima_ph08.jpg 電気部光電波課 主任
平野 圭一さん

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先輩メッセージ
世の中に1つしかないモノを地道につくっています。

原島 淳一さん
雄島試作研究所に就職したのは、研究所という社名で面白そうだなと思ったことがきっかけです。試作品に対しては理解していませんでしたが、モノづくりの究極だということは、入社してから実感しました。常に新しいやり方や加工等を考案していかなくてはならないのは、面白みもありますが出来上がった時の達成感は何物にも代えられないものです。 実験装置等の場合、設計図上でもかなり難度が高く、非常に難しい加工技術を駆使することが求められるものもあります。確かに、研究者のポンチ絵みたいなものから設計をしているわけなので、設計図自体が見たことのないものも多い。でもトライしてみる。できないというのは簡単なのですが、それはいわないで、やる方法を考える。これは雄島試作研究所のDNAのようなものですね。 とりあえずやってみる。いろいろな経験を積ませてもらえるということで、結果として様々な知恵が身に付いたような気がします。それは、やっていれば必ずできるようになる。失敗も成功の卵の様な考え方がある会社ですね。 子供にテレビで天文台等が出ると、お客さんだよと紹介したりします。当社が製作したのは、オフセットパラボナ電波望遠鏡システム。これは、宇宙線の研究の他に地球温暖化とかオゾンホール等も研究対象としているものです。地球環境とも密接につながっている仕事を父親がしていることが、子供にとっても自慢のようですね。

oshima_ph11.jpg 原島 淳一さん
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先輩メッセージ
満足できるモノづくりをしたかったので多品種少量生産である雄島試作研究所を選びました。

阿部 祥さん
私は現在、導波管と受信器のパーツを製造しています。非常に微細な加工が多く、神経を使う仕事ではありますが、自分自身が納得した品質のものが出来た時は嬉しいです。職業訓練校にいた時は、割と大きいものの加工を教わることが中心だったのですが、細かいモノを加工していて驚きました。 私は多品種少量生産に魅力を感じ、雄島試作研究所に入社することに決めました。自分の満足がいくようなものは中々できない。そして、技術も最初は伴わないから失敗も多かったのですが、失敗をした時にこれをどう生かすか。それが大切です。そして、次回うまくできれば、よかった。でも次はもっといい方法があるかもしれない。そうやって、どんどん考えていくことが面白いと思うのです。そして自分自身を高めるために、モノづくりに欠かせない技術・加工方法等は、情報誌を読んで知識を習得しています。それも満足できるモノづくりへの1歩だと考えています。

oshima_ph14.jpg 阿部 祥さん

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