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株式会社フォトサイエンス

株式会社フォトサイエンス 光学技術で最先端の特殊な研究ニーズに応える実験装置メーカー<br>光学装置のベテラン技術者が理想のモノづくりの在り方を求めて起業。研究者にとって不可欠なパートナーに

株式会社フォトサイエンス

光学技術で最先端の特殊な研究ニーズに応える実験装置メーカー
光学装置のベテラン技術者が理想のモノづくりの在り方を求めて起業。研究者にとって不可欠なパートナーに

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株式会社フォトサイエンス

光学技術で最先端の特殊な研究ニーズに応える実験装置メーカー 光学装置のベテラン技術者が理想のモノづくりの在り方を求めて起業。研究者にとって不可欠なパートナーに

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  • 社名:株式会社フォトサイエンス
  • 設立年月:2001年10月
  • 資本金:1000万円
  • 従業員数:6名
  • 代表者:代表取締役 池田 照樹
  • 社員平均年齢:56歳
  • 初任給:200,000円
  • 主な勤務地:東京都八王子市
  • 休日:土日祝日、夏期・冬期休暇、有給休暇
  • 本社所在地:東京都八王子市片倉町 492-1 コーセーマンション 1-D
  • 電話番号:042-649-1447
  • 公式HP:http://www.photoscience.co.jp/
  • 光学系の大手メーカーに長年勤めてきたベテラン技術者が起業して生まれた会社がある。大学などの研究機関で働く研究者のために、必要な光学実験装置を試作している株式会社フォトサイエンスという企業だ。年齢を重ねてから勇気を持って起業に踏み切った背景には、理想とするモノづくりの在り方を実現したいとの思いがあったからだ。
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大学や研究所のニーズに即したオンリーワンの実験機を開発

池田照樹氏が株式会社フォトサイエンスを立ち上げたのは2001年のこと。「専門である光分野においてモノづくりを究めたい。独自の技術を開発したい」との思いが募り、起業したのだ。 「フォトという社名から写真関連の企業だと思われがちですが、『光』を紫外線から赤外線までの波長に分け、それぞれの波長と分子や原子との相互作用を見つけて応用する光学機器メーカーです」と池田氏は同社事業を説明する。 分光特性を使った技術であれば、どのような機器でも開発できる。大手光学機器メーカーの製品群とは一線を画すのは、最先端研究を支援するための実験機を試作・開発しているところ。さまざまな大学や民間企業の研究所の中で、同社は欠かせないパートナーになっている。当然、製品開発は研究者のニーズありき。ほとんどが特注の装置になる。 「不特定多数の研究ニーズに応じるのではなく、最先端を駆ける特殊なニーズに応じたいのです」と池田氏は語調を強める。例えばある研究者から「このような研究がしたい」という相談があった場合、同社では研究目的を理解するところから開始する。そして研究者の目的を達成させるためには何が必要かを考え、同社の技術で最適な装置を開発するわけだ。

03.jpg 代表取締役 池田 照樹 さん

技術者自らが顧客と直接やり取りすることで効率的な開発を実現

時には研究者の求める内容が、現実性を伴っていないこともある。研究者が思い描く方法で測定機を開発すると、製品化に多額の費用が必要になったり、充分な測定結果が得られなかったりする。同社では事前にそう予測される場合、別方法での測定を提案する。研究目的を理解しているからこそ、可能になる提案だ。 「大手であればこうはいかないでしょう。研究者と技術者との間に営業が介在するからです」(池田氏) 一般的なメーカーの場合、営業と技術とで部署が分かれている。顧客が営業に要望を語り、営業は社内の技術者に伝言する。技術者は方法論を営業に説明し、営業が顧客に話す――という伝言ゲームになってしまう。余計な時間が発生してしまい、円滑なコミュニケーションが望めなくなってしまうわけだ。 ところがフォトサイエンスでは、池田氏が自ら、研究者との打ち合わせから開発まで一貫して携わる。細かな要望にもその場で対応できて、迅速に仕様を決定できるからこそ、効率的に開発が進められる。これこそが池田氏の理想とするモノづくりの在り方だ。

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社会に寄与する技術を生むべく最先端の研究開発に挑む

同社では現在、採血せずに皮膚から血糖値やコレステロール値を測定する非侵襲測定装置の開発に力を注いでいる。この装置は、ある企業と早稲田大学、フォトサイエンスが経済産業省のプロジェクトで開発が進められていたものの、測定結果にばらつきがあり、一時凍結されていた技術を基にしている。 「物質を測定する技術に関しては、われわれの企業努力で精度を高めることができます。しかし、人体は違います。その日の天候や気温などの外的条件、体調や気分などの内的条件で測定値が変わるので誤差を生じやすく、難しいのです」と語る池田氏だが、ある人物からの1本の電話を受けて再開発を決意した。 「その方には、I型の糖尿病を患い、採血による日々の血糖値測定が欠かせない小さなお子様がいるそうです。われわれは糖尿病を治せませんが、せめて採血の苦痛から、その子を解放したいと思いました。私たちの技術が社会に役立つのなら、是が非でも製品化したいのです」と池田氏。膨大な分光測定データと血液データとの相関を高めるという課題を解決しなければならないが、成功させる自信はあると池田氏は言う。 今後について池田氏は「研究者と歩調を合わせることで最先端の技術に触れていたい」と展望を語る。「研究を進める上で、データを取得するための実験機器は非常に重要な役割を持ちます。ですが、その機器が十分な機能を有しなかったり、あるいは実験機器そのものを開発するために時間が掛かったりして、研究者の貴重な時間が失われることは少なくありません。私たちは研究者が研究に専念できる環境を作れるよう、尽力していきたいと考えています」 そのためには同社も最新の技術を取得すべく、絶えず研究を行う必要がある。だが、研究を進めようとすれば必然的に費用がかさんでしまう。それでも池田氏は「製品化で得られた利益を、次の技術研究のために費やしてしまう。だからいつまで経っても儲からないのでしょう」と笑いながら話していた。

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先輩メッセージ
大手から移籍してきて、ビス1本にも携われることに感動

技術部長
山崎さん

――以前は同業の大手企業に勤められていたと伺いました。
私はモノづくりが好きな人間ですが、前職では社歴を重ねるに従って管理者業務が増えてきました。技術畑にいるけど技術職には携わっていない。そんな中途半端なポジションにいることが、次第に苦痛になってきたのです。 あくまで技術者として生きたかったのです。好きで技術職に就いた以上、技術者としての人生を貫きたいと思いました。 また、大手では分業制となりますから、開発の一工程にしか携わることができません。その点、現職では工程の最初から最後まで携わることができますから、非常にやり甲斐があります。
――入社されてから現時点までの間で、最も印象に残る仕事を挙げるとすれば何でしょうか。
当社の仕事はすべてがオーダーメイドです。同じものは一つとしてありませんから、そのどれもが印象に残っています。 研究者の方々にお話を伺って、そこから基本構想や設計を練っていくわけですから、ビス1本とっても数や形が違うわけです。 こちらに移ってきた当初は、ビスの発注にまで携われることに感動したものです。「これぞ、モノづくりの原点だ」と。
――最後に、これから社会に出る学生に向けて、何かアドバイスを贈るとすれば?
大学で専攻した分野とまったく異なる職種に就いたとしても、学んだ知識は決して無駄にはなりません。 例えば当社は理系の企業ですが、仮に文系の学部を専攻した若者であっても役に立つことはあるのです。何しろ、取扱説明書やカタログの制作にまで携わりますから。 仮に専門知識を活かす機会がすぐに訪れなかったとしても、それまでの自分を否定するのはナンセンス。いつかきっと役に立つと信じて、向上心を持ち続けてください。

07.jpg 山崎さん
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