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株式会社三輝

株式会社三輝 流体継手で培った技術を活かしアイデア商品を開発<br>何十年も掛けて社内の仕組みを整えたアイデア社長。100以上の試作品を生み出した末に注目の新商品を開発

株式会社三輝

流体継手で培った技術を活かしアイデア商品を開発
何十年も掛けて社内の仕組みを整えたアイデア社長。100以上の試作品を生み出した末に注目の新商品を開発

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輝く技術 光る企業

株式会社三輝

流体継手で培った技術を活かしアイデア商品を開発 何十年も掛けて社内の仕組みを整えたアイデア社長。100以上の試作品を生み出した末に注目の新商品を開発

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  • 社名:株式会社三輝
  • 設立年月:1968年4月
  • 資本金:1000万円
  • 従業員数:-
  • 代表者:代表取締役 阿部 雅行
  • 社員平均年齢:-
  • 初任給:-
  • 主な勤務地:-
  • 休日:-
  • 本社所在地:東京都大田区北糀谷 1-20-8 三輝ビル
  • 電話番号:03-3742-2345
  • 公式HP:http://www.sanki-web.net/
  • 株式会社三輝というメーカーが開発した「詰め替えそのまま」という新商品に注目が集まっている。テレビ局などからも取材され、東京都や大田区からの賞も受賞。その新商品には、同社が培ってきた流体継手という製品の技術が使用され、同社では新しい事業の柱にしたいと意欲的だ
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事業紹介

当社は昭和43年創業以来、大手企業のOEM(相手先ブランド)の生産を中心に流体継手を製造し、数多くの流体継手の設計・製作をしてまいりました。なかでも創業当初に創った日本発のワンタッチ継手が、現在でも日本はもとより世界中のお客様に御使用頂いている事は、嬉しい限りで御座います。
  当社は製品の企画・設計・試作・量産・組立・検査にいたるまで一貫した生産体制が整っており、そのほとんどが内製化されています。
  また、部品加工専用機や組立機器・自動検査機等の自社開発などで、装置全般の稼働率や作業能率の向上を図り、更なるコストダウンを目指しています。
  昨今多様化する流体の種類、そしてそれらに求められる安全性の追求に限りはありませんが、「不良品は作らない、出さない。」の意識の徹底を図り、お客様に安心して御使用頂ける製品作りを心がけております。

流体継手で培った技術が活かされたアイデア商品

2011年の東京都ベンチャー技術大賞で特別賞に輝いたのが株式会社三輝の「詰め替えそのまま」。シャンプーやリンス、ボディソープといった詰め替え用パックに直接ホルダーとポンプを取り付け、ホルダーを専用アーム等に掛けてパックを逆さまにし、注ぎ口に付けたポンプから中身を適量ずつ取り出して使う。ボトルに中身を詰め替えなくても、詰め替え用パックのままシャンプー等を利用できるようにする製品だ。 詰め替え用パックだけで用を足せるようになり、ボトル容器が要らなくなる。また、中身の残りが自然とポンプ付近に集まってくるため、パックの中身を最後まで使い切ることができる。さらにパックを宙づりにして使用することになるため、浴室掃除の際にボトル容器が邪魔にならないという利点も。家計にも地球環境にも優しいアイデア商品と言える。 三輝は元々、流体継手を設計・製造してきたメーカー。流体継手とは、建築現場で鉄材の切断などに使われるガスを使った溶断機器に必要な部品。溶断機器を使うことで、厚さ1メートルの鉄板も切断できる。広く利用されているが、ガスを使うことから扱いには注意が必要。流体継手はバーナー部から火が逆流して事故を起こさないように防ぐ役割を担っている。 「大型のレンズは、用途が限られていますので、大量生産ができません。しかし、レンズの精度は小さなレンズと同等の水準が求められます。大手メーカーでは、大量生産するための生産ラインが確立されているため、大型のサイズで精度の高いレンズを1点ずつ作っていくことは、非常に難しい状況なのです。 流体継手の事業から離れた分野の商品のように思われる「詰め替えそのまま」だが、実は共通するところもある。流体継手の中にはネジ式やワンタッチ式で簡単に取り付けられる種類の製品がある。もちろん、ガスを漏らさぬよう接合部は密着していて、気密性が高い。この技術は「詰め替えそのまま」のポンプ部で活かされており、パックの中身をこぼさないところで貢献している。

03.jpg 代表取締役 阿部 雅行 さん
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本業の自動化・制度化で新規事業に専念できる仕組みを確立

三輝が「詰め替えそのまま」という新商品開発に乗り出せたのは、流体継手の事業が代表取締役の阿部雅行氏の手から離せるようになっていたからでもある。三輝では流体継手の部品締め付けを行う全自動組み立て機や、安全管理のために完成品からガス漏れが起きないかの検査を行う自動リーク/流量試験機を自社で開発。独自の工程・品質管理の制度も社内で確立し、阿部氏が日々の業務に目を光らせずとも、上手く機能する仕組みが整えられていた。 「全自動組み立て機の開発には5〜6年掛かりました。組み立てでネジを回していると『指が痛い』と訴えてくる社員がいる。それなら指が痛くならない仕組みを作ればいいと、何十年も掛けて社内の仕組みを整えてきました」(阿部氏) 「詰め替えそのまま」の開発に掛かった期間は3年。その間、阿部氏が試作を重ねた数は、100以上。「最初の2年間は社員の間から『変なモノ作っているとか、止めた方が良い』とよく言われた」が、「やっていると心がワクワクするから続きました。失敗の次には成功があると常に思いながらモノを作ることは、もう趣味ですね。いつも『次にはこういうのを作ろうか』と考えています」と阿部氏。 「詰め替えそのまま」を世に送り出すことはできたが、課題はまだ残されている。最大の課題は価格が高いこと。初期の製品は1764円(税込)だったが、部品の改善・改良をし、新版の商品では1200円(税込)まで価格を引き下げられた。中国や韓国で製造すれば更に値段をさらに下げられるが「どうしても日本製にこだわりたい」(阿部氏)と国産を貫く姿勢でいる。

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できることを伸ばした方がモチベーションは上がる

「『現状を維持しよう』と思っていたら、現状以上にはならないと考えています。景気の良い時でもそこに胡坐を掻かず常に前に進むことが大切。前に進まないと次が見えませんから」と阿部氏は話す。これから社会に出る学生に対しても、「見ているだけではなく、前に進まなければ。具体的に行動を起こさないといけない」と発破を掛ける。 また、自身が「趣味」と言うモノづくりに専念できていることから、学生にも自分のモチベーションが湧く仕事に就いてほしいと勧めている。 「学生には自分の資質を見つけ、それを伸ばした方が良いと思います。興味も湧き、少しでも能力を引き出せる方がモチベーションも高まりますし、モチベーションの高い方が成果も出る。そんな仕事を探してください」

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先輩メッセージ
毎年、新しい商品を開発。「次は何にしよう」と楽しみながら仕事ができる

取締役部長
橋本さん

――業務内容について教えてください。
流体継手の開発・設計の仕事をしています。当社がこれまでに開発してきた流体継手は1000種類くらいありまして、建築現場や造船所ごとに種類が違います。。 新しい流体継手へのニーズはまだいろいろとありまして、例えば環境への影響を考え、「水素を使った流体継手を作ってほしい」という依頼がありました。ガスが反応すると爆発するのに対して、水素は反応すると収縮します。流体継手の遮断弁が作動しないことが多く、対応できる流体継手は存在していませんでした。それを当社で3年掛かりで開発し、一昨年に認定を受けてようやく製品化できるようになりました。 そのように、企画したものが形になり、お客様に喜ばれ、安全を守れる仕事に携われていることをうれしく感じています。小さな会社としては珍しいことに、毎年新しい製品を出せています。「次は何にしようか」と楽しみながら仕事ができるので、前向きな気持ちで日々の仕事に取り組めています。 新人には、すべての業務を把握してほしいと考えています。技術者の仕事には、すべて覚えておかないと上手く物事を運べないところがありますから。すべてできるようになるまでは、一つずつステップを踏みながら覚えていってもらいます。機械の操作も、営業も、すべて自分でできるようになってほしいですね。 社内には多岐に渡って得意な分野を持っている技術者が何人もいます。そこが当社の強みであり、普段と違う依頼があっても社内ですべて対応するようにしています。外注しない分、費用も抑えられますし、技術者の成長にもつながります。そういう複数の分野に強い技術者になってくれるよう、やりたい業務があるのなら若手には何でもやらせてあげられるようにしたいと思っています。 勉強はできた方が良いでしょうが、学生時代の勉強ができなくても、社会に出てからが本当の勉強です。そういう意味では、「自分は勉強ができないからだめだ」ではなくて、どれだけやる気があるかが大切です。自分でがんばって勉強しようとする姿勢があれば、きっと機会は広がっていくでしょう。

08.jpg 橋本さん

「詰め替えそのまま」を世界に広めていくことを目標に

企画開発技術部 マネージャー
阿部さん

――入社までの経緯を教えてください。
前職はアパレル関係の会社に勤めていました。父親が当社の代表を務めていますので、「会社に来ないか」と以前から誘われていまして、「親を助けたい」と思っていましたから、機会を見て転職してきました。 現在は、「詰め替えそのまま」の営業窓口と、会社の経理・財務を見ています。簿記は高校で勉強していましたが、忘れていた部分も多かったので、仕事をやりながら少しずつ覚え直していきました。 前任の経理・財務担当者がいなかったので、業務の進め方を自分で考えていかなければいけませんでした。 大変なところもありましたが、逆に自分のやりやすいように自分の色を出しながらやっていけたので、ある意味でやりやすいところもありました。自分で切り開いていく方が成長を実感できますから、自分としてはこちらの方が合っていたのではないかと思います。 「詰め替えそのまま」の営業業務に関しては、アパレルでの経験を活かせているところもあります。電話対応は上手くやれているようで、相手の目を見て話せない分、声のトーンを1オクターブ上げて話すようにしています。それも、「それだけで相手の印象は違う」と徹底して教わってきたからです。 異業種から飛び込んできましたので、最初は何をやって良いのか分からず、1カ月くらいは苦悩の日々でした。このままではいけないと、そこから思い立って自分から周りの社員に働き掛けて教えを請い、自分の仕事を確立していけたと感じています。 まずは経理として、会社のお金の流れを把握できるようになりたいです。それだけでなく、もっといろいろな仕事を任せてもらえるようになりたいですね。今の仕事量では、まだまだ足りないと思っています。 あとは「詰め替えそのまま」をどうやって売っていくか。世界に広めることを目標にしてがんばっていきたいです。

09.jpg 阿部さん
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