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株式会社 三陽機械製作所

株式会社 三陽機械製作所 同時5軸加工機を使い、下町ボブスレーのプッシュバーを製作<br>0.01mm単位の加工技術があっても現状に甘んじない。最新鋭の加工機械を毎年導入しては、加工技術の幅を広げる

株式会社 三陽機械製作所

同時5軸加工機を使い、下町ボブスレーのプッシュバーを製作
0.01mm単位の加工技術があっても現状に甘んじない。最新鋭の加工機械を毎年導入しては、加工技術の幅を広げる

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輝く技術 光る企業

株式会社 三陽機械製作所

同時5軸加工機を使い、下町ボブスレーのプッシュバーを製作 0.01mm単位の加工技術があっても現状に甘んじない。最新鋭の加工機械を毎年導入しては、加工技術の幅を広げる

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  • 社名:株式会社 三陽機械製作所
  • 設立年月:1953年3月(創業:1948年)
  • 資本金:1,000万円
  • 従業員数:20名
  • 代表者:代表取締役 黒坂 浩太郎
  • 社員平均年齢:35歳
  • 初任給:160,000円~250,000円
  • 主な勤務地:大田区
  • 休日:日、祝日、土曜日(第2・4土曜日は出勤)
  • 本社所在地:東京都大田区千鳥2-37-17
  • 電話番号:03-3758-0560
  • 公式HP:http://www.sanyokikai.co.jp/
  • ・空気を逃さない。コンプレッサーの重要部品を加工
  • ・最新の工作機械を毎年導入し、新たな加工技術を積極的に習得
  • ・下町ボブスレー、手の形に合わせたプッシュバーを製作
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業種

鉄・ステンレス・アルミ・砲金・真鍮・FC・Al・鋳造品機械部品加工、表面ラップ・研磨加工から組立加工

事業紹介

創業60年以上の実績と信頼で、大田区の地域性を活かした幅広いネットワークで材料調達、熱処理、加工、組み立てまで行うワンストップ企業です。ISO9001/ISO14001の取得認証企業であり、同時5軸のマシニングセンタなど、常に最新の設備を取り揃えてお客様のニーズに答えられるよう努力しております。
「より高精度・高品質」「より敏速に」「より安く」をキャッチフレーズに様々な分野で活躍して、日本社会に貢献していきたいと考えております。

【製品技術の特色】
金属に特化した寸法公差内外径±0.02以内の肉厚の薄い加工を得意としております。地場ネットワークを生かしワンストップで製品をお客様にお届けします。

【事業内容】 空気を逃さない。コンプレッサーの重要部品を加工

土木工事や工場の製造ラインなどでは、至るところでコンプレッサーという装置が使われている。コンプレッサーは空気を圧縮、その空気をさまざまな装置に送り、各装置を動かす動力源にしているのだ。 そんなコンプレッサーが空気を吸い込むところに使う「吸い込み絞り弁」を、主に製作しているのが三陽機械製作所。空気を逃がさぬよう、求められる精度は0.01mm単位。非常に高度な加工技術が求められる。 その中でも特に加工が難しいのは、手で軽く押さえただけでも歪んでしまうほど薄いリング部品。どんな刃物を使って、どんな加工条件で削ればうまく加工できるのか。長年にわたって改善を続け、他社が簡単にまねできない加工技術を磨き上げてきた。

03.jpg 空気を逃さぬよう、0.01mm単位で加工して仕上げていく

【独自戦略】 最新の工作機械を毎年導入し、新たな加工技術を積極的に習得

三陽機械製作所が得意とするのは吸い込み絞り弁の加工だが、同社はそれにあぐらをかいていない。年に1度は、最新鋭の工作機械を導入。そのたびに未経験の「最新鋭だからできる仕事」を新たに受注し、試行錯誤しながら「できる仕事」を増やしてきた。 その好例となるのが、同時5軸加工機の導入だろう。複雑・高精度の加工ができる同時5軸加工機を導入したことで、エンジンや産業機器の試作部品の仕事が入ってくるようになった。従来なら、ひとつひとつ金型を作らないと鋳物ができないが、同時5軸加工機なら金属塊の状態からでも削り出せる。以前よりもずっと安く、しかも短納期で試作品が届くと顧客企業からも好評だ。

04.jpg 同時5軸加工機など、最新鋭の工作機械を続々導入

【プロジェクト】 下町ボブスレー、手の形に合わせたプッシュバーを製作

大田区の町工場が持つ技術力を結集し、冬季オリンピックの競技種目・ボブスレー用のそりを作る。「下町ボブスレー」という名前で知られるそのプロジェクトに、三陽機械製作所も参加している。 同社が担当したのは、選手がボブスレーを始動させるときに押すプッシュバー。選手が押すときの力を余さず伝えられるようにした。またボディの形状に合わせて空気抵抗をなくしている。 直線や円といった幾何学的な形状は加工しやすいが、同社は同時5軸加工機を使った加工に長けた大田区の協力会社からアドバイスを受け、同時5軸加工機を使って何とか要求どおりのプッシュバーを仕上げてみせた。

05.jpg 協力会社からの助言を得て、
同時5軸加工機を使ってプッシュバーを製作

社長メッセージ
一番求めるのはやる気。「どうしたらできるのか」と考え、行動できる人が活躍する

代表取締役
黒坂 浩太郎さん ――貴社の経営方針について教えてください。
柔軟性を大切にしています。モノづくりに携わる中小企業は、自分の得意な仕事だけをやっていては、会社存続が難しくなっていくと感じています。ですので、どんな業界のお客様からの依頼にも対応できるように、柔軟な会社であろうと心掛けています。 とはいえ、「柔軟であろう」と私が新しい業界からの仕事を取ってくると、一番苦労するのは社員です。新しい仕事が来るたびに、新たに作業の段取りを考え、お客様の要望に応えられるように改善していかなくてはいけません。 それでも当社の社員は、「どんな会社にでも営業して、仕事を取ってきてください」と私の背中を押してくれます。本当に心強いことです。そうした社員の思いがあるからこそ、新しい仕事を積極的に取りにいけます。 そんな社内の雰囲気にも助けられ、当社の業績は好調です。ここ数年は毎年5%以上、前年よりも売上が増え続けています。 1つには、会社を存続させるためです。若手ががんばって働く姿をお客様に見てもらうことで、「この会社なら、若い社員が多いから、長く付き合っても大丈夫だな」と感じてもらえます。 そして何より、若手が活躍して会社を盛り上げてくれることで、会社全体の雰囲気が良くなります。ですから、若手には挑戦する機会をどんどん与えるようにしています。若手の方が固定観念に縛られていない分、新しいことに挑戦して成果を残せる確率は高いのではないでしょうか。 当社は今まで、コンプレッサーなどの産業機器の部品製作に特化してきました。ですがリーマンショックを経験し、1つの業界に特化して仕事をしていると、その業界の仕事が減ってきたとき、会社が危険な状態になってしまうことを痛感させられました。 「1本の矢は容易に折れるが、3本まとめてでは折れにくい」とも言います。今後は産業機器向けの仕事だけでなく、食品や医療などにも関わる仕事を増やし、より安定した経営を目指していきます。 当社は「この会社で働きたい」と思ってくれる人に、入社時点の技術や経験を一切求めていません。技術や経験なら、入社してから先輩社員が教えられます。働きながら、少しずつ覚えてもらえればいいわけです。 一方で、当社が求めるのはやる気と実行力です。やはり大企業と違って、中小企業は1人1人が戦力で業務多彩です。当然、今まで経験したことがない仕事に携わることもあります。そのときに、最初から「経験したことがないからできない」と思い込んでしまう人では、絶対にその仕事を成功させることはできません。やる気があふれ、「どうしたらできるのか」と前向きに考えて行動に移せる人こそ、当社のような会社に入って活躍できるのだと思います。

06.jpg 代表取締役 黒坂 浩太郎さん

先輩メッセージ
図面どおり寸法ぴったりに加工できたとき、心からの達成感がある

旋盤 主任
北林さん
――この会社に入社したきっかけを教えてください。 就職先を探していて、当社のホームページを見つけました。そのときに「すごく素敵なものを作っている会社だな」と感じ、興味を持ちました。 それから実際に、加工現場を自分の目で見学させてもらいました。現場特有の熱気のようなものが感じられ、とにかく圧倒されましたね。それで「自分もこの会社で働いてみたい」と思うようになり、入社を決意しました。 私はNC旋盤を扱っていまして、産業機器の部品加工を主に担当しています。 仕事の手順としては、まず図面を見て、加工内容を理解し、材料の長さや大きさはどれくらいがいいのかと考え、材料を発注します。材料が届いたらどのような手順にすれば高精度に加工できるかと考え、その手順どおりに進めるためのNC旋盤用プログラムを作り、それからようやく実際の加工に移ります。 お客様からは「この寸法どおりに加工してほしい」と依頼されているわけですから、高精度に加工することが非常に重要です。寸法どおりに加工できるように、まずは自分の頭で完成したときの形・大きさを想像して、その形・大きさに加工するにはどこから削っていけばいいかと考えるところが一番難しいです。 ただ、難しいからこそ、実際に加工してみて、図面どおり寸法ぴったりに仕上がったときには、心から達成感を感じます。 当社は少人数なので、社員同士で密にコミュニケーションを取れます。仕事の進め方や部下への教え方などで困ったとき、先輩に気軽に相談できるので、すごく助かります。 あとは部署内の仲がすごくいいです。よく部署の仲間と飲み会を開いています。そこでお酒を飲みながら、加工のやり方や職場のことなど、本音で話し合っています。とても働きやすい環境だと思いますね。 私は入社して現在4年目です。まだまだ仕事をしている中で、「自分は未熟だな」と感じることがよくあります。 未熟な理由を考えると、やはり圧倒的に経験が足りていないからだと感じます。もっと成長していくために、できるだけ多くの仕事を経験して、自分に自信を持てるようになりたいです。 「自分にはどんな仕事が向いているのだろう」と悩んでいる人は多いことでしょう。どうしても悩むことは避けられないとも思いますが、実際に職場に飛び込んでみて、自分の肌で感じてみないと、分からないことはたくさんあります。 ですから悩むよりも先に、まずは職場に飛び込んで働いてみることです。それが大切なことなのではないでしょうか。

07.jpg 旋盤 主任 北林さん
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先輩メッセージ
失敗は許されない。下町ボブスレーに使う難しい部品加工に成功

マシニング 副主任
野川さん ――どのような経緯で、この会社に入社したのでしょうか。
前職も製造業で働いていまして、次の職場も製造業の会社にしたいと思って調べていたら、当社のホームページを見つけました。 ホームページを見て「掲載されている最新の工作機械を使ってみたい」と思いましたし、加工実績の写真を見たときには「確かな技術がないとできない加工だ」と思えました。会社としても62年の歴史があり、お客様の要望に迅速に応えようとする姿勢にも好感を持てました。それで「自分もこの環境で働いてみたい」と思い、入社を決めました。 縦型マシニングセンタ、最新の同時5軸加工機などを使って、ステンレスや銅、アルミなどのさまざまな素材を、お客様の注文どおりの形状に加工しています。 同時5軸加工機を使うと、素材を加工機に1度取り付けるだけで、複数の面を同時に加工できます。また曲面に加工することも得意です。これまでのマシニングセンタではできなかった加工も可能になるので、対応できる仕事の幅が広がりますね。 実際、同時5軸加工機を使って、下町ボブスレーのソリに使うプッシュバーという部品を加工しました。従来の工作機械では不可能な加工で、しかも貴重な素材を使いますから失敗は許されません。当社もまだ同時5軸加工機を導入してから日が浅く、重圧を感じました。それでも、下町ボブスレーに参加する協力企業の中に同時5軸加工機に詳しい企業があり、その企業が協力してくれました。何とか加工に成功することができたときには、すごくやりがいを感じましたね。 私はまだ入社して1年も経っていません。それでも、以前に勤めていた製造業の会社での経験を生かし、「これまでの加工方法を別のやり方に変えてみたい」と感じたことがありました。それで社長に相談してみたら、「思ったとおりにやってみろ」と加工方法を変更することを認めてくれたのです。そうして刃物や治具、加工条件などを工夫することで、従来1時間半はかかっていた加工が30分で済むようになるなど、成果を出すことができました。 うれしくなるのは、そんなときですね。自分が改善することで加工時間を短くできたり、仲間が苦労していた加工をうまくできるように工夫できたりしたときには、とても誇らしくなります。 図面どおりに加工できるようになるだけでは物足りません。同じ部品を加工するとしても、誰よりも早く、誰よりも正確に加工できるようになりたいです。 そうして努力して成果を出すことが今の1番の目標です。 縁があって学生さんが当社に入社してくれたとしたら、経験豊富で技術力もある先輩たちが優しく丁寧に仕事のやり方を教えます。社員同士の仲も良く、本当に素敵な職場なので、就職先としてぜひ検討してみてください。応援しています! 注)掲載している情報は、取材日(2014年6月)時点のものです。

09.jpg マシニング 副主任 野川さん
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