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有限会社 秋東精工

有限会社 秋東精工 日本最初のプラモデルの金型職人の魂を受け継ぐ技術者たち<br>長年のノウハウと技術力の結晶であるプラモデルの金型づくり

有限会社 秋東精工

日本最初のプラモデルの金型職人の魂を受け継ぐ技術者たち
長年のノウハウと技術力の結晶であるプラモデルの金型づくり

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輝く技術 光る企業

有限会社 秋東精工

日本最初のプラモデルの金型職人の魂を受け継ぐ技術者たち 長年のノウハウと技術力の結晶であるプラモデルの金型づくり

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  • 社名:有限会社 秋東精工
  • 設立年月:1978年(昭和53年)
  • 資本金:15,000,000円
  • 従業員数:19名
  • 代表者:柴田 忠利
  • 本社所在地:東京都江戸川区船堀三丁目10番22号
  • 公式HP:http://www.syuto.jp/
  • 子供から大人まで、誰もが楽しめるプラモデル。有限会社秋東精工はプラモデルの金型を専門に製造している企業である。最近ではプラモデルのような大量生産される製品の金型は人件費の安い海外で製造されることが多くなっているが、秋東精工では長年培った独自のノウハウと卓越した職人の技術によって他社では出来ないプラモデルの金型をつくり出し、高品質の日本のプラモデルを支えている。
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業種

1,プラスチック金型の設計、製造

2,模型・プラモデルの企画、設計、製造

事業紹介

1,プラスチック製品、特にプラモデルの金型の設計、製造

2,模型、プラモデルの企画、設計、製造

日本で最初のプラモデルの金型職人

秋東精工の社長である柴田幹雄さんは、日本で最初のプラモデルの金型職人である。柴田社長は秋田県出身、昭和30年にマルサン商店(日本初のプラモデルメーカーともいわれる)に就職し、上京。23年間金型一筋に働き、昭和53年に独立し秋東精工を立ち上げた。現在では秋東精工は世界的にも有名になるほどの技術力を持つプラモデルの金型メーカーとなった。不景気などにより何度も経営の危機が訪れ、プラモデル以外の金型を紹介されたこともあったそうだが、柴田社長はプラモデル一筋を貫いてきたという。

shuto-01.jpg 代表取締役社長 柴田幹雄さん

プラモデル専門を続けてきた長年のノウハウが最大の強み

柴田忠利さん
有限会社 秋東精工
専務取締役
秋東精工の強みはなんといっても蓄積されたノウハウである。柴田忠利専務は創業以来プラモデルの金型だけをつくり続けてきたため、他の金型メーカーでは簡単に真似できない技術力を持つと自負していると語る。 「お客様(玩具メーカー)はこだわりがありますから、非常に困難な要求をされる事も多く、求められるものもどんどん高まっているのですが、そこに対応し続けることで技術力を高めてきました。ですから、専用の金型をつくる技術力はとても高いものを持っています。プラモデルの金型を製作している会社は今はほとんど中国に行ってしまっているのですごく少なくなりましたが、当社が請け負っているような、まだ職人の感覚で作業しなくてはつくれない部分も多く必要とされるのです。」 柴田専務はサラリーマン経験を経て父の経営する秋東精工に入社。ひと通り現場を経験し、全行程を習得、リーマンショック以降は経営面にも関わるようになったという。顧客からの要求に応え、金型を製作し続けてきた企業であるが、今後はそれだけにとどまることなく、新しい試みにも取り組んでいきたいと柴田専務は語った。 「今後はただ受注したものだけをつくるのではなく、こちらから製品の提案もして行きたいと思っています。まだ始めたばかりですが、鉄道会社からの依頼で製造したローカル線の列車の模型や、西武球場で販売された組み立て型スプーンなど、いくつかの製品が実現できています。そういった提案は展示会をきっかけに行う事が多いですね。全く関係のない業種の方と話していて広がっていくことが多いです。面白いですよ。」

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エンドユーザーがプラモデルで楽しんでくれることを喜びに

今後、秋東精工をどういった会社にしていきたいのか、人材、企業理念などを含め柴田専務からお話いただいた。 「今、当社は中間の世代が少ないのですが、社内はとてもアットホームな雰囲気ですね。みんなで夕飯を食べたり、お酒を飲むことも多いですね。人数が少ないので、みんなでスクラムを組んで家族の一員のような感じでやっていきたいと思っています。社員の雰囲気は、上の世代の人はプラモデル自体にはあまり興味がなく、ストイックなものづくりの職人が多いのに対し、若い世代はプラモデルが好きで情熱を持ってる仕事してる人が多いですね。企業理念としては、すぐ上のお客様(メーカー)はもちろん、実際にプラモデルを作ってくれるエンドユーザーの方々にいかにいいものだと思わせられるかということを大事にしていきたいと考えています。展示会や地域のフェアで子供たちが楽しそうにプラモデルをつくってくれている姿を見ると素直にうれしいものですから。そしてこれからは、提案から設計、現場までトータルで見ることの出来る人材が必要だと感じています。企業理念に共感していただける柔軟な思考の持ち主を求めています。」 最後にこれから秋東精工に入社するかも知れない若者に向けてメッセージを語っていただいた。 「プラモデルが好きな人でしたら、当社に入れば趣味を仕事にすることができます!当社は趣味を仕事にして公私混同していただくのは大いに結構ですから。人生も仕事も楽しくやっていただきたいなって思います。」

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先輩メッセージ
常に技術を向上しなければならない。大変なのは常に「今」

村上 純一さん
入社9年目
子供の頃からプラモデルが大好きだったという村上さんは、高校生の頃に秋東精工に出会い、入社を決めたという。9年目という若手からベテランへとステップアップしていく時期。そんな村上さんに未来の職人の面影を見た。 --入社のきっかけ、会社を選んだ理由は何だったのでしょうか? 「高校二年生の時に地域の企業展示会でこの会社と出会ったのがきっかけですね。もともと実家がすぐ近くだったので、親近感がありました。」 --今、担当されているお仕事についてお聞かせください。 「メインはCAD、CAMですね。最初は体を動かさない作業に慣れず苦手だったのですが、要領さえ覚えてしまえば作業自体はテレビゲームと同じような感覚ですね。今は9年目ですが、ひと通りの作業を経験した4〜5年目くらいから一人でやれる実感が出てきました。後輩が出来てきたり、ある程度の仕事を任せてもらえるようになってきてから責任感が芽生えてきました。作った製品は最終的にお店で販売される商品になりますから、やっぱりそれを見たときはやりがいを感じますね。ただ、最近はプラモデルで遊ぶ子供たちも少なくなっているので、もっと遊んで欲しいと思いますね。」 --職人肌の先輩が多い印象ですが、仕事はすんなり覚えていけましたか? 「年齢がかなり離れている先輩の職人の方々が多いので、逆にコミュニケーションが上手くいっていますね。気になることはどんどん見たり聞いたりして覚えていきました。ただ、感覚で仕事をしている本当に昔ながらの職人の方の技術はなかなか習得するのが難しいですね。」 --今まで仕事で大変だったことはありますか? 「常に『今』が一番大変です。お客様の要求もどんどん高まっていますから、常に技術を向上させないといけないので、一番大変なのは『今』なのです。」 --会社はどういった雰囲気ですか? 「家が近いこともあって、仕事が終わった後に遅くまで残って社内で飲んだりすることもよくあります。すごくアットホームな雰囲気ですね。」 --最後に、後輩へのメッセージをお願いします。 「自分達は普段、当たり前に作っている物ですが、たまに会社にきてくれるお客様が見た時に『おお、凄い!』って思ってくれることがあります。自分たちではあまり意識していない当たり前の仕事が、実は凄い事だっていう所がものづくりの一番の醍醐味なんじゃないでしょうか。若い人達もがんばってやりたい事をやってください。」

shuto-34.jpg 村上 純一さん
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上司からのメッセージ
困難な仕事から逃げずに乗り越えることがスキルアップにつながる

加藤 秀一さん 加藤さんは創業当時から秋東精工に勤務しているベテランの技術者。今ではほとんどいないという手作業による彫刻作業を行える匠でありながら、設計にCADを導入するために、40代でCADを独学で習得されたという物凄い経歴の持ち主だ。 --加藤さんは数少ない彫刻の技術をお持ちだと伺いましたが。 「最初は彫刻を担当していました。彫刻は簡単に習得できるものではないので、最初の何年かはずっと親方の下についてやっていました。それから金型のまとめの方を担当しました。以前は金型は全て彫刻で行っていましたが、CAD、CAMが導入されて製造工程が大きく変わりました。機械化されたと言っても微調整の部分ではまだ手作業の勘所が重要なのです。この手作業の彫刻は、刃物を砥げるようになるまでに4〜5年かかるほどの難しい技術ですね。ひとり立ちするのには10年以上かかるかも知れません。なかなか若い世代に継承するのも大変なのですが、村上くんのようなやる気のある若者にはどんどんやらせてあげています。」 --現在担当しているお仕事はどんなことですか? 「今はCADを使用して金型の設計を担当しています。CADは10年ぐらい前に独学で習得して導入しました。元々設計をしていたものですから頭の中では分かっていたので、使い方を覚えるだけでしたけど、苦労しましたね。必死で覚えましたよ。でも気持ちの上では特に抵抗はありませんでした。お客様の方からこれからはデータ化していく流れになると言われていましたので、やらなきゃならない、やるぞ、という気持ちが強かったんですね。実際にデータでの作業を覚えると便利なものだと実感しました。設計した金型がミスすることなく製品化された時はやはり大きなやりがいを感じます。」 --今までで大変だった事はどんなことですか? 「やはり細かい(加工の)仕事が来たときは大変ですね。以前キャタピラの金型を依頼されたことがありまして、部品数は多いし、連結部分は細かいし、しっかり稼働しなければいけないので本当に大変でした。けれども、そういう経験があって乗り越えてきたからこそスキルアップしてこれたんだと思いますね。ですから、これからもどんなに困難な仕事でも逃げないでこなしていきたいと考えています。」 --最後に、これからものづくりを志す若者へのメッセージをお願いします。 「自分の作ったものがかたちになるというのはすごく楽しいものなので、経験して欲しいですね。金型は同じものが二度来ることはないので、毎回違った事ができて面白いですよ。」

shuto-29.jpg 加藤 秀一さん
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