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相互発條 株式会社

相互発條 株式会社 航空宇宙業界のバネを担う職人の腕<br>絶対の自信をもって提供されるバネの品質は職人の技によって生み出される。

相互発條 株式会社

航空宇宙業界のバネを担う職人の腕
絶対の自信をもって提供されるバネの品質は職人の技によって生み出される。

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輝く技術 光る企業

相互発條 株式会社

航空宇宙業界のバネを担う職人の腕 絶対の自信をもって提供されるバネの品質は職人の技によって生み出される。

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  • 社名:相互発條 株式会社
  • 設立年月:1939年(昭和14年)11月
  • 資本金:67,500,000円
  • 従業員数:90名
  • 代表者:代表取締役社長 岸 俊之
  • 本社所在地:〒142-0043 東京都品川区二葉二丁目7番13号
  • 電話番号:03-3785-3131
  • 公式HP:http://www.sogospring.co.jp/
  • バネはネジなどと同様に産業界において欠かすことの出来ない重要な部品である。相互発條 株式会社は品質には絶大な信頼を寄せられるバネメーカーである。とくに航空宇宙分野の企業とは名だたる大企業と直取引を行うというから驚きである。そういった少量生産である航空宇宙関連のバネは職人の技で製造することがほとんどだという。まさに職人の技術力が航空宇宙業界の未来を支えているのである。
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業種

バネの製造販売

事業紹介

航空機用、原子力設備用、重電機器用、電気機器用、自動車用、油圧機器用、各種計器用、一般精密機器用各種バネの製造販売
形状記憶合金バネ・超弾性合金ワイヤ形状各種の製造販売
チタン合金・インコネル等によるバネの製造販売
前各号に附帯する一切の事業

航空宇宙関連で絶大な信頼を誇るバネメーカー。

上木 晴幸さん 相互発條 株式会社 取締役事業部長 相互発條 株式会社は創業72年になるバネのメーカーである。航空機用、医療用、発電プラント用、自動車用など、各種バネの製造販売を行っている。中でも航空宇宙関連のバネはほとんど手作業で仕上げ、品質には絶大な自信を持っているという。 今回、お話を伺った上木さんは1967年(昭和42年)に入社し、相互発條を支え、見守ってきた方である。まずは会社の歴史、沿革について話していただいた。 「1939年に創業者である岸條太郎が個人事業で『相互鋼業』をつくったことから始まります。軍需産業バネの製造をおこなっていました。1943年に『相互発條株式会社』」を設立し、終戦後、自転車用、鉱山削岩機用バネ等の平和産業バネ製造の操業を再開しました。航空関係に関わるようになったのは昭和50年頃からですね。1982年にボーイング社の指定工場として工程承認を取得したことが会社にとって大きかったのです。自動車関連にも関わり、航空宇宙、医療など、創業者に先見の明があったのだと思います。海外の取引先、しかも品質の厳しい航空業界を相手に、最初は本当にちんぷんかんぷんだったと思いますが、お客様からご指導、ご援助もあり、以降航空宇宙関連には積極的に関わるようになりまして、北海道、神奈川綾瀬市にも工場を設立しています。現在では名だたる機体・エンジンメーカーと直に取引をしている、この規模ではなかなか無い会社だと誇りに思っています。」

sougohatsujou-20.jpg 上木 晴幸さん
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sougohatsujou-08.jpg 細かい鉄粉を大量に吹きつけてバネの強度を鍛えるという装置

厳しい認証をクリアすることで得られる強い信頼と高品質製品。

人命を預かるという分野である航空宇宙事業。もちろん部品ひとつひとつの品質にも絶対に手を抜くことは許されない。そのため品質管理はとても厳しいものになることが必至であり、それをクリアしている企業でなければ取引先として認められないという。厳しい条件をクリアし、名だたる企業から受注されている相互発條の製品の秘密に迫った。 「当社の航空特機事業部は『JISQ9100:2004/ISO9001:2008』認証を取得しています。9100は審査員が産業経験のあるものに限られていまして、専門家が専門的に審査するので非常に厳しい物になります。航空宇宙係のお客様は規模に関係なく一定の品質を要求してきますので大変だが取らなくてはいけないものなのです。また、2007年には航空特機事業部が『ISO27001(情報セキュリティマネジメントシステム)』の認証を取得しました。バネ業界では初めてのことだと思います。航空宇宙関連では守秘義務もものすごく重要になってくるのです。ISO27001は電子パスポートといわれるくらいのもので、これもまた無ければ航空宇宙関係のお客様とは取引できないものですね。逆に言うと持っているとすぐに信用していただき、話が早い場合も多いのです。そして『NADCAP(国際特殊工程認証システム)』の認証も取得しています。この認証も大変に厳しいものですがクリアしているということは誇りに思っていますね。」 「当社の製品は、ユーザーの品質要求に応えているところが一番の強みといえます。現場サイドの技術力、あくなき追究心、これで良いと満足することなく良いものを作り続けていることがそれを可能にしているのです。特に当社は熟練の職人が技術の出し惜しみをしないで若い者に技術を伝えていくという文化が根強くあり、総合力を高めています。互いに刺激しあって頑張っていくという感じですね。航空宇宙関連の他には、形状記憶合金の医療用のガイドワイヤーや給湯器など一般的な多量生産の製品も手がけています。当初、エアコン、携帯電話アンテナ用を手がけ、現在では医療用途にまで発展しています。形状記憶合金の他、バネの材質も様々で形状もたくさんありますので製品の種類の数は本当に膨大です。」

sougohatsujou-10.jpg 大型のバネも手作業でつくられている。
sougohatsujou-16.jpg 装置でバネを伸ばし検査しているところ
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今後の目標は海外進出。ある意味で今が出発点とも言える。

次に、会社としての今後の展望や、人材育成などについて伺った。 「今後はもちろん新製品の開発に力を入れていきたいというところと、航空関係は比較的国内は頭打ちともいえる状況になってきているので、海外展開ですね。世界を舞台に、海外に販路を拡大していきたいという目標があります。日本の航空会社のお客様からのご指導とご援助の下、海外販売が今やっと軌道に乗りつつある時期なのです。海外のメーカーと比べると、決して品質では負けないと思っているが、材料の原価などの関係でコストがかかってしまう事も多い。そのあたりは今後の課題といえますね。」 「人材については、今は30歳前ぐらいの世代が当社の主力です。基本的に工業関係の大学から新卒で採用していまして、製造に関しての研修はOJTです。実践で覚えてもらってます。それに加えて外部研修も積極的に行っています。日本バネ工業会の研修、取引先企業の講習会にも積極的に参加するように言ってます。さらに国家資格のバネ検定取得も推進しています。新人以外はほとんど皆持っていますよ。実践と理論と両方伸ばすというのが望ましい研修です。」 最後に、上木さんからこれからの製造業を担う若者に対してメッセージを語っていただいた。 「当社を見ても、我々の時代からこれからの若い人達の時代になると思います。これから海外に進出していって欲しいですし、ある意味では出発点というか、我々が作った基礎をさらに若い人達が発展させていただきたいと私は望んでいます。当社のような大きい会社ではない企業では、逆にいうと強くやりがいを感じられる、力を発揮できる会社だと思っています。皆さんも是非そういう場所で力を発揮していただきたいと思います。」

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先輩メッセージ
現状維持で満足してはいけない。技術の向上を一番に考えています。

荒谷 拓司さん
生産管理部製造係 入社10年目
荒谷さんは入社10年目のバネ職人である。 --入社のきっかけはなんですか? 「大学では航空関係の専攻だったので、何か航空に携わる仕事を探していて出会った会社です。最初はどんな仕事なのか働いているのはどんな人達なのかっていう不安はもちろんありました。入社してみると、分からないことは先輩がなんでも教えてくれましたので、不安は感じませんでしたね。」 --現在担当されているお仕事について教えてください。 「バネ製造全般です。手巻きで作ることが多いですね。手作業は抑えるのにも力が要るし、(バネの隙間の)間隔や、抑える部分などいろいろ難しくて大変です。一見簡単に出来そうに思うのですが、実際やってみると全然出来ないですね。太いバネなど、10年かかってようやく出来るようになったものもあります。」 --仕事で気をつけていることはどんな事ですか? 「航空宇宙関連でもあり、品質の安定に心がけています。そのためには技術の向上が必須です。現状維持では品質も落ちてきますし、常に新しい事に挑戦して技術を磨いていく事を一番に考えています。製品が出来た時や、製造工程を上手く改善できた時はすごくやりがいを感じます。改善活動を行い、効率良く作業を簡素化できるよう心がけています。」 --若手を束ねる重要なポジションだと思いますが、教えるコツなどはありますか? 「わからないところはどんどん聞いてもらうように言ってます。技術レベルは人それぞれなので、技術の習得、達成目標を考え、その人を見てその人に合った仕事を振り分けています。作業の中で技術を習得して成長していってもらいたいです。悩んでいる人には積極的に話しかけてあげるなどコミュニケーションを上手にとってケアしていく事も重要ですね。先輩がよく教えてくれたので、同じように後輩にしてあげるのが自分の役目だと思っています。」 --職人としての目標はありますか? 「仕事を教えてくれた70歳の先輩がいるんですが、本当に凄い職人さんなんですよ。いまだに力のいるような仕事もあたりまえにやっています。この大先輩を目標にしています。入社して10年間、充実して仕事してこれたと思っています。長年研ぎ澄まされた匠の技の伝統をしっかりと受け継ぎたいですね。」 --ありがとうございました。最後に、ものづくりを志す後輩へメッセージをお願いします。 「自分のやりたい仕事に就ける事が一番です。大きい会社でも小さい会社でも。あきらめないでいろんな視点でもっと探してみて欲しいですね。もしやりたくない仕事に就いてしまったとしても、その会社でやりがいを見つけられれば、毎日が充実するんじゃないでしょうか。ものづくりの魅力は職人の技を見て肌で感じて、吸収して上達できる事です。作り終えたときの達成感は大きいし、面白いですね。皆さんにも味わってもらいたいと思います。」

sougohatsujou-23.jpg 荒谷 拓司さん
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先輩メッセージ
スケールの大きな舞台で、自分の携わった製品が使われることが魅力です。

木村 一茂さん
検査課 入社1年目
木村さんは入社1年目の若手社員。航空機などのスケールの大きな仕事に携わりたいと思って入社を決めたという。特に品質に厳しい航空宇宙関連において最も重要な品質管理を行っている。 --担当されている仕事について教えていただけますか? 「検査課です。品物が入ってきて、最初に荷重を量り、次に外観的なものを測り、全て合格なら上司の承認を得て出荷するという流れです。全数検査も多くて、一日300以上の製品を検査することもありますし、品質についてのチェックが厳しいものも多いので一日がかりで検査する製品もあります。」 --仕事でやりがいを感じるところはどういう時ですか? 「自分の検査したものが世に出て、航空宇宙関係など重要な場所で使われていると考えるとやりがいを感じますね。」 --仕事の覚え方のコツはありますか? 「先輩から教えてもらって経験を積むことが一番です。同じような品物も多いので製品によって分類しながらやり方を覚えていく事も大事ですね。」 --1年目ということですが不安はありましたか? 「仕事をやっていけるのかどうかという不安はありました。仕事の量が多いので、先輩たちの足を引っ張っているんじゃないかって思うことはいまだにありますね。」 --木村さんから見た会社の雰囲気や特徴を教えてください。 「みんな仲が良くて明るいですね。違う部署である製造の先輩からも良くしてもらっています。年齢の離れた社員の方とも問題なくコミュニケーションは取れていますよ。会社の魅力は、私はまだ1年目ですが勉強会などに参加させてもらえてスキルアップさせてもらえるところです。バネ検定や熱処理・非破壊検査など特殊な検定も受けることが出来ます。」 --ありがとうございました。最後にものづくりを志す後輩へのメッセージをお願いします。 「中小企業だと若手でも重要なプロジェクトに参加できることが多いところがいいところですね。自分の関わった品物が世に出て使われて役に立っているところがものづくりの大きな魅力です。」

sougohatsujou-22.jpg 木村 一茂さん
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