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山田ダンボール株式会社

山田ダンボール株式会社 「新しいダンボールの可能性を追求」するダンボールメーカー<br>「重さ1トンでも包める」「燃えない」ダンボールを開発。さまざまな産業の「挑戦したい」という思いに応える

山田ダンボール株式会社

「新しいダンボールの可能性を追求」するダンボールメーカー
「重さ1トンでも包める」「燃えない」ダンボールを開発。さまざまな産業の「挑戦したい」という思いに応える

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輝く技術 光る企業

山田ダンボール株式会社

「新しいダンボールの可能性を追求」するダンボールメーカー 「重さ1トンでも包める」「燃えない」ダンボールを開発。さまざまな産業の「挑戦したい」という思いに応える

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  • 社名:山田ダンボール株式会社
  • 設立年月:1918年7月
  • 資本金:1億円
  • 従業員数:約200名
  • 代表者:代表取締役会長 山田司郎(CEO)
    代表取締役社長 中川孝昭
  • 社員平均年齢:43.1歳
  • 初任給:190,900円
  • 主な勤務地:製造部 オペレーター:千葉・滋賀
    技術課(電気) :千葉・滋賀
    営業職:東京・千葉・滋賀・大阪・名古屋・兵庫・中国・タイ※全国・海外転勤あり
  • 休日:年間 113日(内訳)土曜・日曜・祝日 夏季5日 年末年始5日
  • 本社所在地:東京都中央区日本橋本町1-9-4Daiwa日本橋本町ビル10F
  • 電話番号:03-3241-7176
  • 公式HP:http://www.yamada-cc.co.jp/
  • ・重さ1トンの物でも輸送、保管が可能な重量物包装用ダンボールなどが主力製品
  • ・「環境に優しい」「強い」といった利点を生かした新商品開発に注力
  • ・顧客企業と一緒に挑戦。今を変えたいお客様の思いに応える
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業種

ダンボールの製造・販売
重量物包装用ダンボールの製造・販売
ダンボール製パレット(UNIPAL)の製造・販売
量産フスマ(ダンフスマ)の製造・販売
不燃ダンボールの製造・販売
不燃ダンボールダクトの製造・販売

事業紹介

【昭和42年。日本で初めて3層ダンボールを製造。】

●重包装のパイオニア
3層ダンボールとは、「トリプルウォール」と呼ばれる、強化ダンボールのことです。
主に重量物用梱包材として使用され、下記のような特徴を持っています。

1.軽い
2.強い
3.環境にやさしい
4.コストパフォーマンスの良さ
5.保管スペースの節約
6.利便性の高さ
7.加工がしやすい
8.緩衝性の高さ
9.湿気・水に強い
10.木材との併用が可能

ダンボールは同容積の木箱と比べて1/3程の重さな上、圧縮強度が極めて優れています。
使用後のダンボールは80%以上が回収され、“再生紙”として再び利用されています。その為、ダンボールは、環境に配慮した優しい素材と言えます。

●木箱に比べると、2~5割程安価に包装が可能。使用しない時は折り畳め、収容場所に困りません。

また、カットや印刷などの加工がしやすく、オリジナリティのある制作が可能です。波形で段の力学的な諸性質を巧みに応用してあり、圧縮強さ、外部衝撃に対して優れた緩衝性があるのが特徴です。
トリプルウォール(3層強化ダンボール)は、耐水処理を施した輸入厚物ライナーを使用している為、普通のダンボールに比べて湿気、水に強いダンボールになります。
さらに、特殊な釘で、木材に釘打ちすることが可能なので、使用範囲はますます広がります。

何を作ってる?

「段ボール」と「ダンボール」、あなたはどちらの表記を使っているだろうか? 実は「ダンボール」という表記を使い始めたのは、山田ダンボールという会社だ。「他社とは違う製品を作りたかったから『段ボール』ではなく『ダンボール』と呼び始めました」と同社代表取締役社長の中川孝昭氏は語る。 「新しいダンボールの可能性を追求」するのが同社の方針。これまでに、和室に使われるふすまの「ダンフスマ」、燃えない素材を使って作られた空調・換気用の“不燃ダンボール製ダクト” 重さ1トンの荷物でも運搬できるパレット(荷役台)の「ユニパル」など、従来の“段ボール”に対する印象を変えるような製品を開発してきた。 その中でも主力になっているのは、重量物を包装して持ち運べるように3層構造にした重量物包装用ダンボール “トリプルウォール”。精密機器、工作機械、自動車部品を輸出する際などに利用されている。最近では、野菜や果物を詰め込むのにも使用され、大型スーパーの店頭などで同社のダンボールがそのまま並べられていることもある。

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04.jpg ダンボール製のフスマ

会社の強み

国内に“段ボール”のメーカーは数百社あっても、「重量物を運べる」「燃えにくい」といった新たな機能を加えたダンボールを製造しているのは山田ダンボールくらいだ。 「まず営業の担当者が、『さまざまな産業のお客様は、こんなことで困っている』といった情報を持ち帰ってきます。その話を検討して『やってみよう』となったら、会社を挙げて研究開発に取り組みます。何度も失敗したり、試作に成功しても量産がなかなか上手くいかなかったりしますが、それでもあきらめずに商品化への挑戦を続けてきたからこそ、独自のダンボールを作れるようになったのです」(中川社長。以下、同) 包装容器としての使い方にこだわることなく、今後ますますダンボールの新しい使い方を提案していこうと、2012年には社内に新商品開発を専門にする商品企画部を立ち上げた。「リサイクルできて環境に優しい」「金属や木材よりも加工しやすい」といったダンボールの利点を生かした新商品の開発に、今まで以上に力を入れていく計画だ。

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職場としての魅力

いくら山田ダンボールが新しいダンボールの使い方を提案しても、最終的に採用するかどうかを判断するのは顧客企業だ。1トンの荷重に耐えられるパレットができても、建築基準法の条件を満たす燃えにくさのダンボールができても、新しい製品を導入するときには導入する企業側にも勇気がいる。 「以前は木材や金属で作られた製品を使っていたところを、ダンボールに変えるわけです。ダンボールには『軽い、加工しやすい、リサイクルが可能』といった利点があるわけですが、何よりも『今の仕事をこうよくしたいからダンボールに変える』というお客様の挑戦する気持ちがないとダンボールに変えてもらえません。 そんな『挑戦したい』というお客様の思いを、実現するためのお手伝いができること。そこが当社で働く魅力だと思います」

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社長メッセージ
「○○と言えばダンボールでできていて当たり前」という製品を作り出していきたい

代表取締役社長
中川 孝昭さん ――社長として、目指している企業像は?
ダンボールという製品は、お客様の商品を包装して、お届け先まで大切に運搬するために使うものです。ありとあらゆる産業に使われる製品ですから、社員たちは「世の中に必要とされる製品を作っている」という自負を持って働いてくれていると思います。 最近はダンボールと言えば、通信販売で届く商品の包装に使われることが増えています。心待ちにしていた商品が届けられるとき、その商品を包んでいるのはダンボールです。そんなところにも誇りを持てる仕事です。 当社は間もなく創業100周年を迎えます。青果物、加工食品、電化製品、通信販売で届く商品などがダンボールで包装されているのが当たり前になっているように、いつの間にか、「○○と言えばダンボールでできていて当たり前」と思われるような製品、この次の100年も使い続けられるような製品を作り出していきたいです。 「これは無理だ」と否定から入る社員を育てたくはありません。 普通の“段ボール”メーカーでしたら、営業担当者が取引先企業に訪問した際、「“段ボール”はここで使われているな」と既に使われている用途を確認することを重視するでしょう。でも、当社の営業担当者には「お客様が造られている○○を包むのにダンボールを使ってもらうだけではなく、その製品自体をダンボールで作りませんか?」といった視点を持って商談に臨んでほしいといつも話しています。 もちろん、ダンボールの新しい用途を模索することで、失敗することもあるでしょう。でも、当社の創業者たちは「とにかく成功した事例の数よりも失敗した事例の数の方が圧倒的に多い。それでも、何とか成功させるために、何度も挑戦してきたことだけには胸を張れる」と申していました。そうした姿勢を、われわれも受け継いでいきたいのです。 そして「失敗」が、いつか失敗ではなくなることもあります。例えば私が若いころ、お客様にダンボールを活用した新たな提案をしましたが、不採用となり受注できませんでした。ところが、10年以上経ってから、そのお客様の後任の方が突然連絡をくださって「10年前は採用できなかったけれど、作ってくれますか?」と仰ってくださったのです。事情をお伺いすると当時の担当の方は退職されましたが、この改善提案は必ず使えると提案書を大切に残してくださり、後任の方にも引き継がれて大切に保管されていたそうで、「ようやく使える時代が来たので連絡した」とのことでした。本当に涙が出るほどうれしかったですね。時が流れることで失敗が成功に変わったのです。 モノづくりをする面白さは、そういったところにあると思うのです。前例がない商品は否定され、すぐには売れません。けれど挑戦した製品を作り続けていれば、いつかお客様から必要としていただけます。 ダンボール製のフスマができあがったときも、団地に当社のフスマを納める際、「これくらいの短い期間ですべて納品できますよ」とお伝えしたら、お客様からは「そんなことが段ボールでできるわけがないだろう!」と言われました。お伝えしたとおり、短時間に大量のフスマを搬入してみせたときには、驚いていただけましたね。従来のやり方ではなく、製造現場からあきらめず創意工夫を繰り返し、短期間で用意できるようになったわけです。 これまで金属や木材で作られていたものから素材をダンボールに置換えるとなると、お客様の側にも勇気が必要です。けれど、思い切って当社の製品を導入されたことで、お客様が社内で大きな成果を出し高い評価を受けられた担当者の方が大勢いらっしゃいます。より多くのお客様とそうした挑戦を一緒にしていける社員を育てていきたいですね。 今の時代の若者は、非常にバランス感覚が優れているように感じます。バランス感覚がある分、何事も率なくこなして、失敗することが減ってきているようです。 「失敗をしない」ということも大切ではありますが、「失敗をしてもあきらめずに挑戦する」という姿勢はそれ以上に大切です。若いときに「失敗してもあきらめずに挑戦する」ことを経験したことが、年を重ねたときに必ず糧になります。若い人には、失敗してもいいから思いきったことをやれる社会人になってほしいです。

09.jpg 代表取締役社長 中川 孝昭さん

先輩メッセージ
作るのが難しい重層ダンボール、製造に関われることに誇りを感じる

製造部 貼合課
松原さん
――山田ダンボールのことを知ったきっかけは? ハローワーク主催の就職活動支援イベントに参加したことです。そのイベントに山田ダンボールが出展していたのです。 家族・親戚に製造業で働く者が多かったものですから、もともと「製造業で働きたい」と考えていました。イベントには製造業の会社も何社か参加していましたが、その中でも山田ダンボールは歴史のある会社で、「これだけ長く続いている会社なら、安心して働けそうだ」と思えました。その場で面接を受けることができ、希望どおり入社することができました。 8年になります。入社してからさまざまな製造工程を経験させてもらい、現在は貼合という工程に配属されています。 ダンボール製造にとって貼合の工程は、紙を貼り合わせることで、ダンボールを構成する層を形作る部分となります。そのため、一番重要な工程だと私は思っています。その仕事を任されていることに、やりがいを感じますね。 貼合は機械によって、ほぼ全自動で進みます。ですが、どんな条件で貼り合わせればいいのか、機械の設定を考えるときに担当者の知識・経験が問われます。基本となる設定はありますが、製造するダンボールに求められる強度によって、あるいはその日の温度や湿度、晴れか雨かといった天気によっても設定を少し変える必要があります。 あとは異常が起こったときにすぐに気付けることも大切な資質です。機械に狂いが生じて上手く貼り合わせられないことが起きてもすぐに気付いて対処することがもっとも重要です。 当社の主力商品である重量物包装用の重層ダンボールですね。皆さんが普段目にしている“段ボール”よりも、ずっと厚く強度があるダンボールです。作るのには特別な技術が必要で、そう簡単に作れるものではありません。私自身、条件の設定をする際には、一番気を使って設定を考えますし、複数の条件が最適な値に設定されていないと上手く貼り合わせることができません。 そんな難しい商品の製造に、自分が関わっていられるところに誇りを感じています。 職場の仲間にとても恵まれていると思います。 ダンボール製造の仕事は1人でできるものではありません。みんなが担当しているそれぞれの工程をしっかりやることで、初めて優れたダンボールを作り出すことができます。協力すること、みんなが力を出し切ることが求められる仕事です。1日を大きなトラブルなく無事に終えて、仲間とその達成感を分かち合えるとき、とても充実した気分になります。 まだ貼合の仕事を極められていません。もっと今の経験を積んで、極めていきたいです。 貼合をある程度極められたら、次には別の工程についても学んでいきたいですね。ダンボール製造なら、どの工程も担当できる多能工として成長し、どんな仕事も任せていただけるようになっていきたいです。 「働くことは楽しい」と私は思っています。働くことに不安を感じている学生さんも多いと思いますが、いざ働き始めると、意外と楽しく感じられるものです。その中からやりがいを見つけられるようになると思いますので、前向きな気持ちで就職活動に取り組んでください。

10.jpg 製造部 貼合課 松原さん
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先輩メッセージ
震災後の光景を見て「ダンボールのおかげで人の命が救われることもある」と驚き

業務部 主任
川島さん
――どのような就職活動を送られましたか? 事務職で働きたいと希望しておりまして、事務職で求人情報を出していた企業を何社か受けました。面接を受けた企業の中で、一番和やかな雰囲気だと感じられたのが当社でした。私の話をにこやかに聞いてくださって、私も普段どおりの自分を出せたので、「この会社で働きたい」と思うようになりました。 担当している仕事の内容は、受発注の管理や伝票整理、商品発送の手配などです。 最初のころはお客様から電話がかかってきて応対しようにも、自然には言葉が出てきませんでしたし、パソコンでExcelを使って売上などを管理するのもやり方が分からず、大変でした。できないことばかりで先輩から教わることが多かったわけですが、いろいろと教わるうちに電話応対も自然にできるようになりましたし、パソコンのキーボードによる打ち込みも早くできるようになってきました。 この仕事をしていて印象に残っているのは、東日本大震災のときのことです。避難所で過ごす人たちが、寒さをしのいで眠りやすくするために、ダンボールを使って簡易ベッドを作っているのをテレビで見掛けました。「ダンボールのおかげで人の命が救われることもあるのか」と驚き、自分の仕事に一層の誇りを感じるようになりました。 分からないところについて、いろいろと教えてくださる先輩たちばかりで、働きやすいです。 事務職は自分の速度で仕事を進められるので、そこも働きやすいところですね。 それ以外にも、努力次第で女性にも課長や主任などの役職を任せてくださる会社です。私も一生懸命働いてきたことが認められて、主任になれたときにはとてもうれしかったです。 就職活動のときに感じた和やかな雰囲気も当社の魅力です。上司も非常に優しい方で、役職者だからといって偉ぶらず、誰にでも平等に優しく接してくださいます。とてもいい雰囲気の職場だと思います。 どんな仕事に就いたとしても、最初のうちは大変な思いをすることになると思います。けれど慣れてくれば、周りの人の仕事が分かるようになり、仕事の流れを理解できて、自分のやりやすい進め方で仕事に取り組めるようになってきます。しばらくは大変でもあきらめず、難しい仕事であってもがんばって続けてみてください。 注)掲載している情報は、取材日(2013年11月)時点のものです。

12.jpg 業務部 主任 川島さん
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